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ジャストシステム、日本語ワープロ最新版『一太郎12』を発表

2001年11月01日 18時29分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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『花子12』は、ビジネス向け機能の強化が図られ、簡易地図やUML図などを作成するための図形パーツ(部品)が増えたほか、テンプレート上のパーツを1クリックで置き換え可能な“クリックテンプレート”の置き換え候補にチャート図や各種店舗などが追加された。さらに、フロー図やネットワーク図などで指定した図形と図形を線で結ぶ際に、自動的に最適な結線を描画できる“コネクタ”機能を搭載する。

花子12パッケージ『花子12』のパッケージ

また、花子で作成した図形を切り出し、ウェブ用の画像ファイル(JPEG/GIF形式)として出力することが可能。図形の任意の部分を画面に表示したままの大きさで切り出したり、特定の解像度で保存でき、例えば画面表示倍率が150%の場合でも、画面に表示されている大きさのままで画像を切り出せる。

花子12画面
『花子12』の編集画面

グラフィックスソフトの初心者向け機能として、専門用語を使わず、“角が丸い長方形を描く”“縦書きの文字を入力する”など、目的とする操作に近い言葉でメニューを表記する“Doメニュー”を搭載する。さらに、花子の基本操作をマスターするための練習機能“レッスン花子”も用意されている。

そのほか、頻繁に使用するパレットをドッキング、グルーピング、タイトルバー化して任意の場所に配置できるようになった。画面上のパレットをパレットトレイに収納することも可能。

各製品ラインナップ

『一太郎12』、『花子12』、『ATOK15 for Windows』の3製品とも、2002年2月8日。また、一太郎12と花子12をセットにした『一太郎12&花子12 スペシャルパック』も同時発売される。対応OSはいずれの製品もWindows 98/Me/2000/NT4.0/XP。

価格は、『一太郎12』の製品版(通常パッケージ)が2万円、既存ユーザー向けのバージョンアップ版が8000円、学生/教員向けのキャンパスキットが8000円。また、同社の既存ユーザーやMicrosoft Officeユーザー、ロータススーパーオフィスユーザー向けに、12万本限定のキャンペーン版を9800円で提供するという。

『花子12』は、製品版が9800円、バージョンアップ版が8000円、キャンパスキットが8000円。

『ATOK15 for Windows』は、製品版が9800円、バージョンアップ版が5000円(同社直販のみ)。

『一太郎12&花子12 スペシャルパック』は、製品版が2万5000円、特別バージョンアップ版が1万5000円。

なお、各製品にはインターネットディスクが付属しており、『一太郎12』と『花子12』はそれぞれ50MB、『ATOK15 for Windows』は20MB、『一太郎12&花子12 スペシャルパック』は100MBが提供される。バージョンアップ版でも同様に提供されるため、一太郎や花子の既存ユーザーで、すでにインターネットディスクを利用している場合、さらに50MB(スペシャルパックは100MB)が追加されることになる。ただし、『ATOK15 for Windows』のバージョンアップ版のみインターネットディスクは提供されない。

今回の発表に伴い、同社は“特別アップグレードキャンペーン”を11月3日から2002年6月30日まで実施する。11月3日以降に既存製品『一太郎11』や『花子11』、『一太郎11&花子11 スペシャルパック』を購入したユーザーを対象に、『一太郎12』や『花子12』、『一太郎12&花子12 スペシャルパック』へのアップグレードを特別価格で提供するもの。一太郎11および花子11購入ユーザーは3000円で、スペシャルパック購入ユーザーは5000円でアップグレードできる。

福良常務
同社ジャストシステム常務取締役の福良伴昭氏。「単なるワープロではなく、インテリジェントドキュメントプロセッサーである『一太郎12』は、必要な情報をインターネットなどから集めることができ、その情報や知識を適切に文書で表現できる」

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