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“LCD/PDP International 2001”開催──ハイビジョン対応大型製品からウェアラブル製品まで

2001年11月01日 09時10分更新

文● 編集部 佐々木千之

液晶、PDP、有機ELといったフラットパネルディスプレーに関する製品の総合展示会“LDC/PDP International 2001”が10月31日、神奈川県横浜市の“パシフィコ横浜”で開幕した。(株)日経BPが主催し、経済産業省が後援している。11月2日まで開催で、入場料は2000円。

LCD/PDP International 2001は今回で8回目の開催。フラットパネルのデバイスだけでなく、製造・検査装置、部品・材料、応用製品までをひろくカバーしている。また、展示会に平行してフラットパネルディスプレーの技術や市場動向についてのセミナー“液晶ディスプレイ・セミナー2001/PDPセミナー2001”も行なわれる。2000年10月に開催した前回は約3万6000人の来場者を集めたという。今回は海外からの29社を含む182社が出展している。

ASCII24ではディスプレーパネルを中心に取材を行なった。液晶・有機ELでは、携帯電話やPDA向けの小型ディスプレー、PDPでは50インチ超の大型パネルの展示が多く見られた。松下電器産業(株)、三菱電機(株)など数社から液晶ディスプレーで動きの激しい動画を表示した際の、映像の糸引き/にじみ現象を改善を狙った、動画表示に関する技術展示が行なわれていたのが目を引いた。以下、携帯電話・PDA向けの小型ディスプレー製品と、それ以上の大型製品に分けて紹介する。

携帯のディスプレーはTFTの多色表示液晶が主流に

携帯電話・PDA向けの液晶ディスプレーパネルは、パソコン向けなどと比べて、消費電力やパネルの厚み、発色数、反射・透過など、特色が出しやすいということもあってか、液晶メーカーのすべてが何らかの製品を展示していた。携帯電話向けでは、反射型、透過型、半透過型のほか、半透過型よりも反射率を高めた微透過型や、高反射型と呼ばれる製品が各社から大量に展示されていた。モノクロ液晶ディスプレーの展示はわずかで、カラー液晶ディスプレーも6万5000色、26万色といった多色表示のTFT製品が大勢を占めていた。

シャープが出展していた2インチの320×240ピクセル反射型液晶。表示色数は26万色
シャープが出展していた2インチの320×240ピクセル反射型液晶。表示色数は26万色
シャープのプラスチックパネル液晶。ガラスの製品と比較して、液晶ディスプレーパネルを自由な形にできるという
シャープのプラスチックパネル液晶。ガラスの製品と比較して、液晶ディスプレーパネルを自由な形にできるという
エプソン(株)が展示していた、携帯電話向け半透過型カラー液晶ディスプレーパネル
エプソン(株)が展示していた、2インチの携帯電話向け半透過型カラー液晶ディスプレーパネル。アクティブマトリックス方式で、132×176ピクセル、26万色表示

液晶以外では、三洋電機(株)と東北パイオニア(株)が携帯電話向け有機ELディスプレーを参考出品していた。三洋電機は10月初めに開催された“CEATEC JAPAN 2001”で展示したものと同じだった。

米モトローラ社の携帯電話に使われているカラーの有機ELディスプレーパネルは東北パイオニアの製品
米モトローラ社の携帯電話に使われているカラーの有機ELディスプレーパネル。東北パイオニアの製品
東北パイオニアが2002年秋の製品化を目指している1.8インチのアクティブマトリックス方式26万色表示有機ELディスプレーパネル(176×220ピクセル)
東北パイオニアが2002年秋の製品化を目指している1.8インチのアクティブマトリックス方式26万色表示有機ELディスプレーパネル(176×220ピクセル。参考展示)
三洋電機の5.5インチ有機ELディスプレーパネル(320×240ピクセル)
三洋電機の5.5インチ有機ELディスプレーパネル(320×240ピクセル。参考展示)
エプソンの2.8インチ26万色表示のカラー有機ELディスプレーパネル(参考展示)
エプソンの2.8インチ26万色表示のカラー有機ELディスプレーパネル(参考展示)

PDA向けの展示はあまり多くなかったが、CEATECでも出展していたシャープ(株)の高精細液晶ディスプレーパネル“システム液晶”や、日本フィリップス(株)が“次世代Palm OSフォーマット対応”と銘打った320×320ドットの液晶ディスプレーパネル、数年後の実用化を目指し開発中という米E ink社の電子ペーパー、携帯ゲーム機向けという裸眼で3D画像を見られる特殊ディスプレーを展示していた。

日本フィリップスの高輝度フロントライト付き液晶ディスプレーパネル。320×320ピクセルで、次世代Palm OSフォーマット対応としている。ただし展示ではWindows CEで表示を行なっていたようだ
日本フィリップスの高輝度フロントライト付き液晶ディスプレーパネル。320×320ピクセルで、次世代Palm OSフォーマット対応としている。ただし展示ではWindows CEで表示を行なっていたようだ
日本フィリップスが展示していたVGA3D液晶ディスプレーパネル。特殊なレンズを使用して、裸眼で立体像を見られるようにしてある
日本フィリップスが展示していたVGA3D液晶ディスプレーパネル。特殊なレンズを使用して、裸眼で立体像を見られるようにしてある
E inkを使ったペーパーライクディスプレー。反射型液晶の3~6倍の輝度、新聞よりも高いコントラスト、視野角に依存しない視認性などの特徴を持つ(参考展示)
E inkを使ったペーパーライクディスプレー。反射型液晶の3~6倍の輝度、新聞よりも高いコントラスト、視野角に依存しない視認性などの特徴を持つ。カラーフィルターを使ったカラーモデルもある。製品化には2年以上かかる見込み(参考展示)

超小型ディスプレー関連では、菱電商事(株)が米Kopin社の対角9mmの透過型VGA液晶ディスプレーパネル“CyberDisplay”を使った三洋電機製の接眼型ディスプレーを展示していた。CEATECの三洋電機ブースで展示していたものだが、菱電商事によれば、CEATECでの反響が非常に大きく、急遽LCD/PDP International 2001にも出展することにしたとのこと。また、米eMagin社は800×600ドットの小型有機ELディスプレーパネルを使った、眼鏡型のウェアラブルディスプレーを展示していた。

米Kopinの透過型液晶表示素子を使ったディスプレーを備えた電話のモックアップ。下部に見えるレンズをのぞき込む用にして使用する(ディスプレー部分は動作している)(参考展示)
菱電商事が展示していた、米Kopinの透過型液晶表示素子を使ったディスプレーを備えた電話のモックアップ。下部に見えるレンズをのぞき込むようにして使用する(ディスプレー部分は動作している)。このほか眼鏡タイプのディスプレーも展示していた(参考展示)
米eMaginが展示していた、800×600ピクセルのカラー有機ELディスプレーパネルを使用したウェアラブルディスプレー。両目用、片目用など数種類を展示していた(参考展示)
米eMaginが展示していた、800×600ピクセルのカラー有機ELディスプレーパネルを使用したウェアラブルディスプレー。両目用、片目用など数種類を展示(参考展示)

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