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サイベース、代表取締役社長にデーヴィッド・ワレン氏が就任

2001年10月31日 20時02分更新

文● 編集部 今井睦俊

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サイベース(株)は31日、都内で記者説明会を開催し、同社の代表取締役副社長であったデーヴィッド・ワレン(David Warren)氏が同社の代表取締役社長に、同日付で就任したと発表した。前任者のマーク・ワン(Mark Wang)氏は社長の兼任を解かれ、米サイベース社のアジアパシフィック担当のゼネラルマネージャーの職務に専任することとなった。併せて、同社のアイエニウェア・ソリューション事業部の早川典之事業部長が同社の取締役副社長に、同日付けで就任したと発表した。

ワレン新社長の経歴を紹介するワン前社長
ワレン新社長の経歴を紹介するワン前社長

記者説明会の冒頭で、ワン前社長が挨拶を行ない、新社長のワレン氏の経歴を紹介。ワレン氏は、1998年2月に営業・マーケティング本部長として同社に入社。それ以前は、米シリコン・グラフィックス社のデータベースサーバー製品担当マネージャー、米ソルボーン・コンピュータ(Solbourne Computer)社の北アジア地域担当マネージャーなどを歴任した。また、同氏は、1991年にスタンフォード大学大学院でMBAを取得した後、同年に京都のStanford Center for Technology and Innovation(SCTI)で日本語のほか、日本の政治/経済/産業政策/ビジネス慣習について学んだ。日本での在住期間も長いため、ワン氏は挨拶の中で、ワレン氏が「日本の市場の実態やビジネスのやり方を熟知している」ということを強調した。

同社の新戦略について説明するワレン新社長
同社の新戦略について説明するワレン新社長

続いて、ワレン氏が社長就任の挨拶と共に、同社の新戦略について説明。同氏は、同社が持つ潜在的なポテンシャルが日本市場で生かしきれていないと指摘。米国市場で成功した“金融”、“モバイル”、“企業向けEビジネス”という3つの特定市場に経営を集中させることで、米国での成功体験を日本国内にも取り込むとした。また、新戦略の目標として、3年間で“売上を2倍にすること”、“年商を100億円にすること”、“全世界の売上のうち1割を日本市場で達成すること”を挙げた。米国市場では、既に金融向けとモバイル向けのそれぞれのDBでNo.1であることから、日本市場でも同社の優位性を確立し、目標を達成できると自信を示した。

金融/モバイル/企業向けEビジネスの3市場に経営資源を集中
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