同社は、Palm OS 4.0に対応した日本語変換システム『ATOK for Palm OS 日本語グラフィティ対応版』を2002年3月に発売すると発表した。
『ATOK for Palm OS 日本語グラフィティ対応版』は、既存の『ATOK Pocket for Palm OS手書き入力対応版』の後継となる製品。新たに“日本語グラフィティ機能”を搭載し、Graffiti(Palmの欧文一筆書き入力技術)エリアにかな/英数字/記号を入力/変換できる。Graffitiエリアの2つの枠を利用して連続入力/変換することも可能。ユーザー独特の筆跡や認識しにくい手書きパターンを学習する“筆跡学習”機能も搭載しており、利用するごとに認識率が向上するようになっている。
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| 日本語グラフィティ機能。かなや英数字を手書き入力して変換できる。認識が誤っている場合はその部分をタップすると候補が一覧表示され修正が可能。文字が候補一覧にない場合は文字一覧から選択できる |
確定履歴データをもとに、先頭の数文字を入力するだけで推測した変換候補を表示する“推測変換”機能も搭載する。2文節に対応し複合語も一度で入力できるほか、部分確定も可能。
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| 推測変換により入力の手間が軽減される |
さらに、アドレス帳でのインクリメントサーチ(前方一致検索)に対応、システムのユーザー辞書に登録された単語をATOKユーザー辞書に自動的に取り込める“システム辞書とのマージ”も搭載する。また、VFS(Virtual File System)仕様に準拠しており、メモリースティックやSDカードといった外部メモリーに保存されている辞書データを利用できるようになった。
そのほか、定型文章や署名、アスキーアートなどユーザーがよく使用する複数行の文章を一度に入力できる“お気に入り入力”に専用編集ツールが追加された。
対応OSはPalm OS 3.1/3.5/4.0/4.1。価格は未定という。
