(株)日立製作所は25日、無線LAN標準規格“IEEE802.11b”準拠の“無線LANシステム”と無線通信規格“Bluetooth Ver.1.1”準拠の“Bluetooth USBアダプタ”を発売すると発表した。26日に出荷を開始する。販売は、企業向け直販サイト“日立Internet Shop”と代理店経由で行なう。
“無線LANシステム”(左がPCカード、右がアクセスポイント) |
無線LANシステムは、アクセスポイント『PC-CN3300』、PCカード『PC-CN3400』、PCIバス用アダプター『PC-ES410』の3製品で構成される。『PC-CN3300』は、最大11Mbpsのデータ転送に対応した無線LANのアクセスポイント。米インターシル社の『PRISM 2.5』チップセットを採用したことで、実効転送速度が約1.3倍になったという。ADSL/CATVに対応しており、PPPoEクライアント機能も装備する。セキュリティー機能として128bit/40bitWEPを搭載するほか、ローミング機能や簡易負荷分散機能も搭載する。電源はAC100Vで、DC12VのACアダプターが付属する。消費電力は最大5.7W。本体サイズは幅34×奥行き124×高さ172mm、重量は320g。
『PC-CN3400』はPCカード(Type II)準拠の無線LAN用アダプターカード。本体サイズは幅54×奥行き124×高さ8.5mm、重量は50g。電源はDC3.3/5Vで、消費電流は最大350mA。『PC-ES410』はPC-CN3400をPCIバスに接続するためのアダプターカード。電源は5Vで消費電力は100mW。本体サイズは幅140×奥行き98×高さ20mm、重量は80g。
対応OSは、Windows 2000/NT 4.0/98/Me。価格は『PC-CN3300』が3万3000円、『PC-CN3400』が1万4800円、『PC-ES410』が6800円。
“Bluetooth USBアダプタ” |
“Bluetooth USBアダプタ”『PC-CL3100』は、最大721kbpsのデータ通信に対応したUSB接続のBluetoothアダプター。通信距離は見通しで10m。電源はDC5VでUSB給電する。消費電力は最大1W。本体サイズは幅73×奥行き33×高さ14mm、重量は約50g。ケーブル長は50cm。対応OSはWindows 2000。価格は1万8000円。