このページの本文へ

日本IBM、BtoB向け電子商取引システム構築用ソフトの最新版を発表

2001年10月22日 19時46分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)は22日、BtoB(企業間)の電子商取引システム構築用ソフトウェアの最新版『WebSphere Commerce(ウェブスフィアコマース) Business Edition V5.1』を発表した。

『WebSphere Commerce Business Edition V5.1』は、BtoBやBtoC(企業対消費者)向けのJavaベースのeビジネスシステム構築用ソフトウェアパッケージ『WebSphere Commerce Suite』を、商品を販売する側の企業に特化させる形で設計したもの。見積依頼、ワークフロー管理、取引相手との契約、複雑な受注手続きの詳細なスケジュール管理など企業間の商取引に必要なほとんどの機能を搭載するという。

リアルタイムの協業(コラボレーション)機能により、ロータス(株)のインスタントメッセージングソフトウェア『Sametime』やコラボレーションソフトウェア『Quickplace』と連携させることで、買い手と売り手はリアルタイムに契約に関する交渉や打ち合わせを行なえる。販売担当者が価格や契約条件の細かい調整をブラウザーから行なえる機能や、未納注文、返品、分割注文、発送予定日の変更などに対応できる機能も搭載する。米アリバ社や米i2テクノロジーズ社の電子商取引ソフトウェアとのインターフェースも提供されるほか、在庫管理や顧客情報といった基幹システムや各種のBI(Business Intelligence)ツールとの連携機能も備えているという。

同製品は、2002年第1四半期に出荷を開始する予定。開発ツールとテスト環境を提供する開発者版は、今年の11月30日に出荷を開始する予定。対応OSは、製品版がWindows NT/2000、AIX、Solarisで、開発者版がWindows NT/2000。使用料金は、どちらも出荷開始までに公表するという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン