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これが日本の“きぼう”だ!!――NASDA、“国際宇宙ステーション”の日本担当実験棟を一般公開

2001年10月22日 14時32分更新

文● 編集部 中西祥智

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同日の一般公開に先立ち、“きぼう”の開発や運用について、また宇宙実験の原理について、野口聡一宇宙飛行士が解説した。なお、この解説は東京・台場の日本科学未来館およびインターネット上で中継された。

野口聡一宇宙飛行士
野口聡一宇宙飛行士。故渥美清に似ている
参加した人は200人以上
参加した人は200人以上
『ひまわり』はこんなに遠い
地球とISSの距離を10cmとすると、気象衛星『ひまわり』の距離は? 正解は約10m

野口飛行士は、“きぼう”の説明のほか、無重力下ではろうそくの炎がどうなるか、真空中で水はどうなるか、といった実験を行なって見せた。また、参加者からの質問にも答えた。「ISSでごみはどうするのか」という質問に対し、野口飛行士は「基本的には、輸送船プログレスにごみを搭載し、大気圏に再突入させて燃やす。燃やすと危険なごみは、スペースシャトルで地上に持ち帰って処理する」という。

微小重力の実験
微小重力の実験。ケースを落下させることで、ケース内が一瞬、無重力に近い状態となる。野口宇宙飛行士によると「ラーメン屋の出前の箱を落とすようなものですね」
微小重力下の炎
微小重力下では、ろうそくの炎は丸く、小さくなる
沸騰する水
真空に近づくと沸点が下がるため、水は常温でも沸騰する
真空に近いと、ボールも大きくなる
真空に近いと、ボールも大きくなる

野口飛行士は、2002年11月の国際宇宙ステーション組立ミッション“ULF1”で、スペースシャトルへの搭乗が決定している。

つくば宇宙センター
つくば宇宙センター
H-IIロケットの5分の1サイズの模型
H-IIロケットの5分の1サイズの模型
LE-7エンジンH-IIロケットの第1段目のエンジン、LE-7エンジン

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