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パイオニア、営業日報をウェブ上で作成できるASPサービスを開始

2001年10月19日 00時31分更新

文● 編集部 佐々木千之

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パイオニア(株)は17日、報道および取引先関係者を対象にした説明会を開催し、営業日報をインターネットを通じてウェブ上で作成できるASP(Application Service Provider)サービス『SF NAVI DailyWeb(エスエフ・ナビ・デイリーウェブ)』を同日に提供開始したと発表した。

『SF NAVI DailyWeb』の画面
『SF NAVI DailyWeb』の画面

SF NAVI DailyWeb(以下DailyWeb)は、同社が4月にサービスを開始した地図情報サイト“ナビっP°.com(ナビッピドットコム)”の地図情報と連携した、SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)ツールで、インターネット接続環境にありInternetExplorer Ver.5.5以上が利用できるWindowsパソコンであれば、どこからでも営業日報の作成が可能としている。

主な特徴は以下の通り。

  • ブラウザー(IE5.5以上)以外に特別なソフトウェアが不要かつ地図表示が高速(地図データはベクトルデータ)
  • 一般的な日報作成ソフト同様の、カレンダー表示からの登録のほか、地図上にプロットした得意先をクリックしての日報作成が可能。得意先の電話番号や担当者などは地図上の得意先データから取得
  • ウェブ上で、営業目標に対する進捗状況をグラフ表示によって確認可能
  • ほかの営業担当者の日報から必要な情報を共有可能
  • ルート営業/案件営業などの営業活動ごとに日報内の表示内容をカスタマイズできる
SF NAVI DailyWebのカレンダー表示画面
SF NAVI DailyWebのカレンダー表示画面
営業活動の進捗状況をグラフ化して表示させたところ
営業活動の進捗状況をグラフ化して表示させたところ

価格は1ユーザーごとに初期費用1万5000円、月額利用料5000円となっている。パイオニアによると、DailyWebを導入しようとする企業は、サーバーのハードウェア費用、運用管理費用/作業から解放され、本来の営業活動に専念することができるという。また、1ユーザー単位の登録のため、小規模な事業者でも導入が容易に行なえるとしている。

説明会では、ノートパソコンとPHSを使ったモバイルアクセスによるDailyWebのデモンストレーションが行なわれた。残念ながら回線状態が良くなかったが、得意先データが含まれた地図データなどがスムーズに表示されることは確認できた。

説明会で行なわれた、日報のデータ検索結果表示画面
説明会で行なわれた、日報のデータ検索結果表示画面

パイオニアでは、これまでにもSFAツールとして、クライアント・サーバー型の営業日報システムパッケージ『SF NAVI Daily』を販売しているが、今回のDailyWebではシステム導入が簡単に行なえるとして、積極的に販売を行なう構えだ。

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