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VIAの新South“VT8233C”搭載デュアルマザーがRIOWORKSから19日発売に!!

2001年10月16日 22時45分更新

文● 小磯

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TDVIA

 4月に発表されてから長らく搭載マザーボードの登場しなかったVIA製South Bridge“VT8233C”を搭載する製品「TDVIA」がRIOWORKSから19日(金)に発売となる予定だ。TDVIAはApollo Pro266Tを搭載し、Tualatinコア版PentiumIIIをサポートするデュアルCPU対応マザーボード。T-ZONE.PC DIY SHOPが2万9800円で販売するとして入荷を予告しており、本日より展示を開始した。



VT8233C

 VT8233CはVIA製“Apollo”ファミリのチップセット用South Bridgeで、現在流通しているVIA製チップセット搭載マザーボードのほとんどが採用している“VT8233”のバリエーションモデル。10/100Base-TX対応ネットワークコントローラの論理層を構成するMAC(Media Access Controller)に、VT8233のVIA製ではなく、企業ユーザーからの信頼が高い3Com製のものを搭載しているのが大きな違いとなっている。企業ユーザーにVIA製品を受け入れてもらうための営業努力といったところだが、一般のエンドユーザーにとってもメリットは大きいだろう。なお、物理層を構成するチップはVIA製“VT6103”となっている。


North Bridge“VT8653”とネットワークコントローラの物理層を構成する“VT6103”
VT8653VT6103
Socket370×2

 そんなTDVIAを見ていくと、拡張スロットはAGP×1、PCI×5でDDR SDRAM専用のDIMMスロットは4本(最大3GB)。PentiumIII-1GHzの純正CPUクーラーを装着可能だ。また、オンボードではPromise製のIDE RAIDコントローラを搭載している。

 PentiumIII-Sの価格が他製品と比較して極めて高いため、コンシューマユースで同製品を積極的に選択する理由は見いだせないが、Socket370ベースのデュアルCPU環境を構築するための選択肢が次々と減っていく現在、TDVIAの存在意義は決して低くないだろう。



【取材協力】

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