「bRoadLanner」シリーズは、プラネックスコミュニケーションズが販売するCATV/xDSL対応のブロードバンドルータである。このシリーズの製品は非常にバリエーションが豊富で、今回紹介する最もスタンダードな4ポートハブ内蔵の「BRL-04F」のほか、ハブを内蔵しない「BRL-01N」、無線LANアクセスポイント機能を備える「BLW-01P」、プリントサーバを搭載する「BRL-07P」などがあり、付加機能やスループットによりさまざま製品が用意されているのが特徴だ。
最新ファームウェアで大幅機能UP
BRL-04Fの背面。WAN側、LAN側ともにNormalとUplinkの切り替えスイッチが用意されている。 |
インターフェイスはWAN/LAN側ともに10BASE-T/100BASE-TX対応で、LAN側には4ポートのスイッチングハブを装備する。LANポートの1つはスイッチでハブのカスケード接続に用いるUplinkポートにも切り替えられる。また、WANポートにもNormal/Uplink切り替えスイッチを装備しているが、これはクロス接続が必要な一部のCATV/ADSLモデムに対応するためのものだ。接続状態を示すLEDは他機種に比べ非常に大きく目立つようになっている。
BRL-04Fに付属するACアダプタ。ACアダプタ自体小型だが、延長ケーブルも付属していて取り回しが楽だ。 |
Webブラウザ経由の設定操作感は標準クラス。PPPoE接続が確率すると即座に割り当てられたIPアドレスが表示されるのでなかなか便利だが、送受信データ量をモニタする機能はない。 |
専用ユーティリティでの設定操作は、Windows標準のダイアログを使っているためスッキリして見やすくコンパクトにまとまっている。操作性、レスポンスともにWebブラウザ利用時に勝っているといえるだろう。 |
本機種のスループットの実測値は8.47Mbps。NetGenesis Optを除けば同クラスでは最もパフォーマンスの高い一台だ(詳しくは「8メガ時代のブロードバンドルータ・完璧ガイド」を参照)。
不満点としてはマニュアルがPDFファイルしかなく、各機能の解説も簡素で初心者にはやや敷居が高いと感じることだ。もちろん、フィルタ設定などは行わずWebの閲覧しかしないなら初心者でも問題はないのだが、ステップアップしようというときに多少戸惑うかもしれない。だが、高速通信に対応する高スループットと100BASE-TXに対応するWANポートは、長く製品を利用できるという点で非常に魅力的である。ルータの買い換えを狙う中級者以上にはお勧めできる製品だ。
製品名 | BRL-04F |
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価格 | 1万9800円 |
販売元 | プラネットコミュニケーションズ |
問い合わせ先 | 0120-415-976 |
WAN側インターフェイス | 10BASE-T/100BASE-TX |
LAN側インターフェイス | 10BASE-T/100BASE-TX×4 |
設定方法 | Web、telnet、専用ツール |
本体サイズ | 160(W)×27(D)×105.4(D)mm |
重量 | 218g |