長時間駆動の看板に偽りなし
PC-SX1-H1に付属するACアダプタ。さほど大きくはないが、長時間使っているとかなり熱くなる。本体側も同様に熱くなるので、ひざの上で使い続ける場合は注意しよう。 |
バッテリ駆動時間は標準バッテリ(11.1V/4000mAh)で公称5時間、オプションのアドオンバッテリ「CE-BL16」(2万円)を併用すると10時間という長寿命を誇る。実際、Officeアプリを動かし続けるかなりハードな編集部のバッテリ駆動時間計測テストでも3時間15分を記録した。これを超えるのは同じくCrusoe搭載でバックライトなしの反射型液晶を採用したB5ノート「LX60T/51EC」(NEC)の4時間42分のみで、バックライト付きモデル「LX60T/6S1EC」(2時間45分)よりは確実に長持ちだ。
価格はオープンプライスで、店頭での実売価格は15~16万円程度になっている。ライバル機である東芝「Libretto L2」はHDDが10GBと本機より少ないものの実勢価格は1万円程度安くなっている。本機にはCrusoe搭載の他機種をはるかにしのぐ長時間バッテリ駆動という魅力がある。その分、重さは1.43kgとやや重いが、アクティブに活動する友としてのサブノートを探している方にはぜひ購入検討の対象に加えてほしい1台だ。
なお、シャープでは本機もWindows XPアップグレードの対象機種に加えている(有償、7000円)。メモリを256MBまで増設(144ピンSO-DIMM×1)できるので、XPに乗り換えるユーザーはメモリ増設も併せて行っておこう。
PC-SX1-H1の底面のメモリ増設スロットカバーをはずしたところ。底面にモノラルスピーカがあるが、音楽(MP3など)を楽しむ場合にはヘッドフォンを利用しよう。 |
CPU | Crusoe TM5600-600MHz |
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メモリ | 128MB |
液晶 | 10.4インチTFT |
解像度 | 1024×768ドット/フルカラー |
HDD | 20GB |
CD-ROM | - |
通信 | モデム&LAN |
サイズ | 251(W)×205(D)×23.7~40(H)mm |
重量 | 約1.43kg |
OS | Windows Millennium Edition |
オフィスアプリ | - |