大日本印刷(株)は4日、(株)トヨタ名古屋教育センター中部日本自動車学校と共同で、インターネットを利用した運転免許学科学習システム『満点様(まんてんさま)』を開発したと発表した。全国の自動車学校を対象としたASP事業として本格的なサービスを開始する。
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『満点様』は、自動車教習所に通う教習生が自宅や教習所内のパソコンから運転免許の学科の学習を行なうためのシステム。全国の共通問題約8000問と、エリア別の出題傾向を踏まえた問題セット(のべ問題数5万問)を登録している。教習生は、教習段階を指定して学習することができる。一度不正解だった問題だけを再出題する弱点克服機能や、iモードでの問題配信などの機能も備えている。
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このシステムでは、教習生ごとの学習の理解状況などをリアルタイムで把握でき、教習所が学習指導計画に役立てることができるほか、ASPとして提供することで、法改正にともなう問題の追加・修正なども自動で行なわれるため、メンテナンスのコストを削減できるという。共通問題の編集も可能で、新しい問題の追加も行なえる。
トヨタ名古屋教育センター中部日本自動車学校が共通問題の作成やメンテナンスなどのコンテンツの運営を行ない、大日本印刷がシステム開発とサーバーの運用・保守管理などの支援業務を行なう。費用は、利用者数に関係なく、基本アプリケーション使用料が月額4万円、システムの使用を教習所外部からのアクセスに限定したプランでは月額2万円となる。
ちなみに『満点様』のイメージキャラクターである“満点様”は、「生涯のカーライフを“満点”の笑顔ですごせるように見守っている妖精・守り神。架空のかわいいい男の子のキャラクター。運転免許取得を目指す教習生たちの学習を支援、目指すは“百点満点”。」であるという。
