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三菱、ICカードで電子印鑑を実現する電子署名ソフトを発売

2001年10月01日 15時24分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は1日、電子署名ソフトウェア『MistyGuard<SignedPDF>(ミスティーガード サインドピーディーエフ)』とパソコンに接続するICカード読取・書込装置を同梱した電子署名パッケージを発売すると発表した。併せて、関連する認証局サービスの提供も開始する。

『MistyGuard<SignedPDF>』
『MistyGuard<SignedPDF>』

『MistyGuard<SignedPDF>』は、ICカードを利用してPDF文書に電子署名を行なうためのソフトウェア。企業間・企業内などにおいて、押印の必要な正式文書(PDF形式)をインターネットで送受信できるようになる。本人認証には、パスワードと、内部情報の改変や偽造が困難なICカードを併用する。電子署名が実施されたことは、PDF文書内に印影イメージで表示される。文書改ざんの有無も簡単な操作で確認できるという。対応OSは、Windows 98/NT 4.0/2000。アドビ システムズ(株)と共同開発したもので、製造と販売は三菱電機インフォメーションシステムズ(株)が担当する。

電子署名パッケージのスタンダード版には、『Adobe Acrobat 5.0 日本語版』が同梱され、PDF帳票・様式などの作成、ワープロ文書や画像のPDF化、PDF帳票・様式上での文書入力、電子署名の実施・検証などの機能を提供する。価格は100ユーザーあたり800万円からとなる。ライト版には、『Adobe Acrobat Approval 5.0 日本語版』が同梱され、PDF帳票・様式上での文書入力、電子署名の実施・検証などの機能を提供する。価格は100ユーザーあたり600万円からとなる。両パッケージの出荷は11月28日に開始する。

認証局サービスでは、認証局システムを運用代行するハウジングサービスとユーザー自前の認証局システム構築サービスを11月28日に開始する。さらに、認証局機能をインターネット経由で提供するホスティングサービスと電子証明書や印影データを格納したICカードの発行代行サービスを2002年1月に開始する。三菱電機インフォメーションシステムズと三菱電機情報ネットワーク(株)がサービスを提供し、価格は個別見積もりとなる。

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