エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは26日、モバイルVPNサービス“RALS”に、NTTドコモの“FOMA”の回線交換方式による64kbpsデータ通信からのリモートアクセス機能を10月1日に追加すると発表した。
“RALS(Remote Access Line Service)”は、両社が2000年7月から共同で提供しているサービスで、NTTドコモのPHS/携帯電話/DoPaなどから、NTT ComのIP-VPNサービス“Arcstar IP-VPN”や“スーパーリレーFR/CR”、“OCN常時接続サービス”に接続している企業の社内LANに、リモートアクセスできるようにするもの。すでにRALSを利用している企業ユーザーは、FOMA端末の電話番号を追加登録するだけで利用可能となるという。
利用料金は、リモート側がFOMA発一般加入電話着の64kbpsデータ通信モードの利用料金(支払い先はNTTドコモ)で、センター側が従来のRALS利用料金(支払い先はNTT Com)となる。提供エリアはFOMAの提供エリアで、アクセスポイントは東京。
なお、NTT Comは25日付けで、“Arcstar IP-VPN”のアクセス回線料金を最大70％値下げする料金改定と、(株)アッカ・ネットワークスのDSL回線を利用したアクセスメニューの提供を10月に開始すると発表している。
