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大塚商会、企業向け総合セキュリティー対策支援サービスを発表

2001年09月26日 18時45分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)大塚商会は26日、企業向け総合セキュリティー対策支援サービス“Otsuka Security Management(OSM)”の提供を10月1日に開始すると発表した。

大塚商会濱田常務取締役
OSMについて説明する大塚商会常務取締役の濱田氏

OSMは、セキュリティーのコンサルティングやシステム構築、運用メンテナンスなどを統合マネージメントサービスとして提供するもの。ファイアーウォールサービスでは、導入や構築サービスのほか、同社のセキュリティ監視センターが顧客のセキュリティー運用管理を代行する“FireWall Management Service(FMS)”を提供する。

また、ウイルス対策サービスとして、トレンドマイクロ(株)公認のウイルス専門家(TCSE)がウイルスの駆除を行なう“ウイルス駆除サービス”や、トレンドマイクロのソフトを採用して、メールの送受信時に自動でウイルスチェックを行なうウイルス駆除サービス付きメールサービス“α-MAIL”などを提供する。

“セキュリティチェックサービス”は、専用の検査ツールを利用して顧客のネットワークを診断し、報告書を作成するサービスで、報告書にもとづき対処作業の代行も行なう。“インターネット利用状況分析サービス”は、電子メールの利用状況や内容分析、ホームページのアクセス状況分析などを行なうサービス。

“セキュリティポリシー構築支援サービス”は、顧客対しセキュリティーポリシーの構築方法を説明したり、その企業に適したポリシー案を提供したりする支援サービス。“情報セキュリティ評価サービス”は430以上のチェック項目により顧客のセキュリティー評価を行なう。

“ホームページ改ざん防止サービス”は専用ソフトによりホームページの改ざんを検知し、元の状態に戻すサービス。“Ontrack Data Recovery Center”はデータの復旧や消去、およびOA機器のリサイクルを行なうサービス。“αアセットサービス”はソフトの不正コピー防止のため、ソフトの自動インストールやファイルのスケジュール配信などを行なうサービスとなっている。

また、ウイルス発生時に専任SEがユーザーの拠点に駆けつけウイルスを駆除するサービス“ウイルス駆除119”や、セキュリティーヘルプデスク“セキュリティ119”も提供する。

価格は、利用するサービスの種類や顧客のシステム規模などによって異なるが、例として、FMSが初期費用10万円、月額9万円から。セキュリティチェックサービスが年間48万円から。ホームページ改ざん防止サービスが月額1万円から。

同社常務取締役の濱田一秀氏は、「現在、企業でのウイルス被害が拡大しているが、ほとんどの顧客が事後対策となっている。これまでさまざまなセキュリティー製品/サービスを個別に提供してきたが、これらを統合セキュリティーソリューションとして体系だてることで、トータル的な安全性を顧客に提供できる」としている。

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