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毎日放送、JCB、松下、1円からの少額クレジット決済を行なえるシステム“easy”を開発

2001年09月18日 19時12分更新

文● 編集部

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(株)毎日放送、(株)ジェーシービー、松下電器産業(株)は18日、インターネット上での1円からの少額クレジット決済を行なえる課金システム“easy(electric approval system:イージー)を開発したと発表した。

同システムは、3社の提携による“阪神タイガース戦インターネット中継”で少額決済システムの必要性を確認し、共同でシステム開発を行なったという。“easy”は、一定額事前オーソリゼーション方式である“タンキング方式”を採用したのが特徴。タンキング方式とは、一定額までの承認番号(オーソリ)を事前に一括取得するもの。従来、クレジットカード加盟店は売上発生ごとに、電話回線を利用し、カード会社へ承認番号を取得必要があり、売上が少額の場合、採算がとれない現状があった。今回は、一定限度を3000円とし、毎月初回利用時に、カード会社への承認を取得する。月内の利用累計が3000円以内であれば、利用毎の承認は不要となる。また、月内利用累計が3000円を超えた場合は、その都度3000円ごとの承認を行なっていく。これにより、加盟店の通信費負担を低減し、ユーザーの決済時の待ち時間を短縮することができるとしている。

なお、このシステムは、松下のhi-hoデータセンターが、(株)日本カードネットワークの“CARDNET”のオンラインスイッチングセンターに接続し、カード会社の承認を取得する。また売上は、実際の利用分のみを1ヵ月まとめて、CARDNETのデータ伝送サービスを利用してカード会社に送付する。対象となるカードは、JCB、VISAおよび、MasterCardの3種類。物販での決済、月額固定決済、動画ストリーミング配信での認証決済などでの利用に対応し、デジタルコンテンツの決済の際には、著作権保護システムも提供するので、動画や音楽データにも利用できるという。

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