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【PCなんでも改造総研・番外編】なんだコリャ!“ToiletPC”を作った海外の改造野郎が登場!

2001年09月17日 15時36分更新

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 海外にもスゴい改造野郎がいた!今回の「PCなんでも改造総研」は番外編として、海外在住の自作ユーザーのなかから驚きの改造を行っている人とマシンを紹介する。

ToiletPC
洋式トイレだからできた?ほとんどジョークだが、マシンにしてしまうとは…。色も…リアル

 まずは右の写真を見て欲しい。これは一体何なのか?外見はトイレだが、背後に電源が見える。そう、これぞアメリカ在住のDeanさんが作ったToiletPCなのだ。
 「こんなマシンを作ったのは、とにかく見た目が面白くて他と違うものを作りたかったから。自分のアイデアがおかしくて特殊なものだって思われるのが好きだしね」(Deanさん)
 彼は、昨年大学を卒業してネットワークやデータベースのコンサルティングを行う自分の会社「Dean Liou Consulting」を作っているが、もともとユニークなマシンを何台も作り続けている改造マニアでもある。特に、見ための面白さにコダワリを持っているようで、次のページで紹介しているようなマシンやバーベキュー型のものなどをホームページで紹介している。



ToiletPC

 今回のマシンを作る直接のきっかけは、フィアンセと一緒にウォルマートに行ったときのこと。子供用のトイレを発見し、即、自作を思いついたという。「見てよ!次のケースはこれで作るよ!」と彼女に話したそうだが、そのとき彼女はどんな反応をしたかについては語っていない。
 とにかく製作日数は2日。意外と短期間で作っている。子供用のトイレであるため、当然筐体?サイズ小さくなる。そのため内部に収めるマザーはASUSTeKのFlexATXマザーボード「CUSI-FX」を使用。統合チップSiS 630Eを搭載しており、ビデオ機能・サウンド機能・Ethernet機能も装備する(ビデオは別途「Radeon VE」を差している)。



ToiletPC
CD-RWドライブはトイレの台座部分にセット
ToiletPC
マザーの底面には静電気防止用の袋をあてている

 ドライブ類はすべて後ろに出る形にした。トイレの台座部分にCD-RWドライブを取り付け、内部の一番下にFDDとHDD、その上にマザーボードがのっている。マザーはトイレの底面にボルトを取り付けて固定しているが、万一ドライブ類と接触した場合のことも考え、厚紙の入った静電気防止用の袋を使用。この袋の中にマザーと同じ大きさに切った厚紙を入れ、プラスチック用のスペーサーでマザーと固定した。



■スペック

ケース 子供用のトイレ
電源 MicroATX電源(145W)
マザーボード ASUS CUSI-FX (FlexATX)
CPU PentiumIII- 933MHz
メモリ PC133 SDRAM(256MB)
HDD WesternDigital 45GB
ビデオカード Radeon VE (PCI)
サウンド Onboard
LAN Onboard
その他(電源スイッチ)

Toilet Flusher

ToiletPC

 驚くのは、トイレのサイドについている水を流すレバーだ。Deanさんはこれを起動スイッチにしてしまった。レバーはHomeDepot(日本で言えば東急ハンズのようなところ)で新たに購入。余っていたCD-ROMのオーディオケーブルをマザーとレバー内に接続し、レバーを押した時にスイッチが入るようにしたという。リセットスイッチは、さすがについていないようだ。
 「ところでエアーダクトはどこにあるの?」と聞いてみたところ、「エアーダクトはケースそのものについてるよ。蓋が開いている時にはオープンだから」という答えが返ってきた。なるほど…。
 Deanさんは本当はインテル製CPUよりもAMDのCPUを好んで使う。「金に糸目をつけなければPentium 4の2GHzを買うけどね」と話す。



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