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Nielsen//NetRatings、サイト評価に視聴者行動に基づいた指標を提供するサービスを開始

2001年09月12日 23時16分更新

文● 編集部

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ネットレイティングス(株)が展開するインターネット利用動向情報サービス“Nielsen//NetRatings”は12日、ウェブサイト評価に視聴者行動に基づいた新指標を提供する“E-Commerce Strategies”(ECS)のサービスを10日に開始したと発表した。併せて、インターネット利用動向情報サービス“Audience Measurement Service”(AMS2001)に、“Reach Maximizer”と“All Website”の2つのレポートを追加し、13日に提供を開始すると発表した。

訪問者の滞在時間別割合(画面)
訪問者の滞在時間別割合
訪問者の訪問回数別割合(画面)
訪問者の訪問回数別割合

ECSは、従来から提供している“Audience Measurement Service”(AMS)に、視聴者行動に基づいたマーケティング情報を付加し、強化したサービス。AMSがネット視聴率などネット広告の効果を測定する指標が中心なのに対して、ECSはすべてのサイト運営者に対して、視聴者がECサイト(有償・無償)をどれぐらい支持しているかという新しい指標を提供する。各サイトに対する視聴者の行動データを中心に指標化しており、サイト訪問率、再訪問率、訪問者の訪問回数別割合、訪問者の滞在時間別割合などを報告する。これにより、“効率的にターゲットユーザーを自社サイトへ誘導している”“サイト訪問者のサイト内における導線が顧客にとって最も利便性高く構築されている”“顧客の再訪率が高い“など他社の成功事例まで確認できる。これらの指標に基づいたデータは、ウェブサイトの再構築やウェブ戦略の見直しの際に利用できるという。

“Reach Maximizer”は、複数のウェブサイトを組み合わせて広告出稿やキャンペーンを展開する際に、リーチが最大化するウェブサイトの組み合わせを算出する機能。“All Website”は、Nielsen//NetRatingsのパネルが視聴したすべてのサイトをレポートするもの。従来のAMS2001ウェブサイトレポートでは統計上の有意性を保てるサンプル数が訪問したウェブサイト(毎月約1500サイト)だけをレポートの対象としていたが、同レポートが提供するデータは、同パネルがひとりでも視聴したウェブサイトすべて(毎月約10万サイト)を対象とする。このレポートにより大手サイトと比較して利用者の少ない一般企業のウェブサイトなどの利用傾向を知ることができる。

なお、サービスの利用料金については問い合わせとなる

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