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マクロメディア、ウェブアプリケーションサーバー『ColdFusion Server 5』を発売

2001年09月11日 17時21分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マクロメディア(株)は11日、ウェブアプリケーションサーバー『Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版』を10月26日に発売すると発表した。ColdFusionは、3月20日付け(現地時間)での米Allaire社と米マクロメディア社との合併により、マクロメディア製品群に追加されたもの。

ColdFusionパッケージ『Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版』のパッケージ

ColdFusion Server 5は、HTMLを拡張した独自のタグベース言語“ColdFusion Markup Language(CFML)”を採用しており、短期間でウェブアプリケーションを構築できるサーバーソフトウェア製品。“ユーザー定義関数”により、さまざまなアプリケーションで利用できるユーザー専用のコードを作成できる。作成したコードは何回でも再利用可能で、これにより書き込むコード数を削減できるという。

また、各種データベース内のデータとメモリー内のデータを統合してクエリーを定義付けできる“Query of Query”、クエリーデータをグラフとして表示できる“グラフ生成/表示エンジン”、ログ解析を行なえる“サーバーログアナリシスツール”を搭載する。さらに、アプリケーションをパッケージ化して公開することも可能。SNMP(Simple Network Management Protocol)をサポートしており、企業管理システムからColdFusionで構築したアプリケーションを監視できる。

ColdFusion Server 5は、中規模アプリケーション向けのProfessional版と、大規模アプリケーション向けのEnterprise版の2種類が用意されている。Enterprise版は、Professional版のすべての機能を搭載するほか、キャッシュ機能付きグラフエンジンや、最大25万件のドキュメントに対しインデックス作成やテキスト検索が行なえる。

対応OSは、Professional版がWindows 2000/NT4.0。Enterprise版はWindows版とSolaris版があり、Windows 2000/NT4.0またはSolaris 2.6/7/8に対応する。なお、米国ではLinux版もリリースされているが、日本語版のLinux対応は検討中という。

さらに、それぞれには、標準製品と、Subscription付き製品が用意される。Subscription付き製品とは、購入すると、購入日より起算して2年間まで、製品のバージョンアップ時に無償アップグレード製品を受け取れるもの。

価格は、『Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版 Professional Edition Windows版』が32万円、同Subscription付きが44万8000円。『Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版 Enterprise Edition Windows版』が120万円、同Subscription付きが168万円。『Macromedia ColdFusion Server 5 日本語版 Enterprise Edition Solaris版』が120万円、同Subscription付きが168万円。

本日都内で行なわれた発表会で、同社代表取締役社長の坂口城治氏は、「ColdFusionは、独自のタグ言語によりウェブアプリケーションサーバーを短期間で効率よく構築できる製品。構築したウェブアプリケーションのメンテナンスも容易だ」

「Allaireとの合併に伴い、われわれがColdFusion製品を開発し、これまでAllaireの国内販売元であった(株)アイ・ティ・フロンティアに製品販売を委託することになる。ユーザーはこれまでと同様にアイ・ティ・フロンティアを通して製品を購入できる」と説明した。

マクロメディア坂口社長
マクロメディア代表取締役社長の坂口城治氏

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