PCに接続してリアルタイムで映像を表示することができるCCDカメラはいくつか発売されているが、小型精密、多機能という製品が登場した。キーエンスの「ROUND VIEW forPC」だ。
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テープが貼ってある分割部から上が左右180度に回転し、窓の中のCCDカメラ部が窓に沿って180度回転する |
サイズは縦横高さ6cm、重さ80gというもので、オプションの専用スタンドに取り付けると卵型の本体になる。この中に31万画素のCCDカメラと3つの超小型モーターが収められており、180度の左右スイング、同じく180度のカメラ部縦方向スイング(これで360度全方向への指向が可能)、フォーカスと3チャンネルの操作が可能という同社らしい精密なもの。
その操作は添付のコントロールソフトにより全てPCから行うことができ、録画、静止画の保存も可能。そして座標ウィンドウから指定することにより、決められた範囲の自動スキャンもできる。
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コントロールソフトの座標ウィンドウ。ここで自動スキャン動作を設定できる |
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マイクは台座部分に |
このほかマイクで音声の取り込みも可能、ついでに温度センサーまで付いている。
インターフェイスはUSBで、Windows 98/98SE/Me/2000に対応。このほか動作にはWindows Media Player7.0以上、Internet Explorer5.0以上、Windows Media Encorder7.1以上、NetMeeting3.0以上が必要とのこと。色はブラックとシルバーの2種類。
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USBケーブルと一緒に伸びた温度センサー |
初回限定版はスタンドが付属となっており、価格はぷらっとホームと高速電脳で4万9800円。
PC接続CCDカメラとしては高価ではあるが、なんでも同種のCCDカメラがフォーミュラニッポンの車載カメラとして使用されているとのことであり、精巧さは折り紙つき。いかにもキーエンスらしい製品といえよう。
| スタンドが付くとこのような姿になる |
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【取材協力】