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SII、同時に8ヵ所から接続できるリモートアクセスサーバー『SmartRAS』を発売

2001年09月06日 23時50分更新

文● 編集部

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セイコーインスツルメンツ(株)は5日、PHS/携帯電話/モデム/TA/ISDNルーターからのアクセスに対応し、同時に8ヵ所からのアクセスを受けることができる企業向けのリモートアクセスサーバー『SmartRAS(スマートラス)』(NS-2610)を15日に発売すると発表した。価格は88万円。

『SmartRAS』
『SmartRAS』

『SmartRAS』(NS-2610)は、128kbps対応のISDNインターフェースを4個搭載するリモートアクセスルーター。64kbpsの通信チャンネルを8本まで処理できるDSP(デジタルシグナルプロセッサー)を搭載し、接続してきた相手のアクセス方式を判別し、それに合わせた通信プロトコルに割り当ててあるDSPが自動的に処理する機能を持つ。これにより、PHS(32k&64k Ver.2.0/2.1)や携帯電話、モデム、TA、ISDNルーターからのアクセスに対応できるという。リモートアクセスのほか、本社や支社など離れた拠点にあるLAN同士をVPNで接続する機能も搭載する。

アクセス管理やセキュリティー機能は、発信者番号通知(CLID)、ユーザー認証(PAP/CHAP)、パケットフィルタリング、コールバック(CBCP)、外部認証サーバー(RADIUS)対応のほか、使い捨てパスワード“ワンタイムパスワード”にも対応する。また、MP/BACPに対応しており、64kbps(1チャネル)から512kbps(8チャネル)まで帯域を自動で増減できる。VPNでは、トンネリングプロトコル(L2TP)を搭載し、将来的にはソフトウェアのバージョンアップで“IPsec”にも対応する予定という。

インターフェースは、LAN側が10BASE-T/100BASE-TX×2、WAN側がISDN BRI(128kbps)×4で、管理用にRS-232Cポートを搭載する。設定はウェブブラウザーとtelnetで行なえ、統計情報収集/表示、障害時自動復帰、遠隔インストール/セットアップなどにも対応する。電源はAC100V。本体サイズは幅297×奥行き210×高さ85mm。

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