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【最速スクープ!】これが『RealPlayer 9』だ!!!――ユーザーインターフェースが大幅に変わったアルファ版の画面を一挙掲載!!

2001年09月01日 22時01分更新

文● 深見俊介

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8月下旬、米リアルネットワークス(RealNetworks)社の、RealPlayerの次期バーション『RealPlayer 9』のアルファ版を入手した。

『RealPlayer 9』Alpha
『RealPlayer 9』Alpha

“Help”メニューの“About RealPlayer”には『Viper Alpha』と記載されており、コードネームは“Viper”だ。ビルドナンバーは、6.0.10.240。参考までに、現行の『RealPlayer 8 Basic』のビルドナンバーは6.0.9.584だ。

このアルファ版を入手したのは8月下旬だが、Readmeテキストの最終更新日が7月25日になっており、7月下旬から8月上旬にかけて、関係者向けに配布されていたようだ。なお、アルファ版のフィードバックサイト(http://preview.real.com/)は、すでに閉鎖もしくはURLが変更されている模様。

ユーザーインターフェースが激変!

『RealPlayer 9』では、従来のRealPlayerとはまったく異なるユーザーインターフェースを実装する。グレーを基調とした色合いに、丸みを帯びたウィンドウを採用している。

『RealPlayer 9』のプレーヤー
『RealPlayer 9』のプレーヤー。タイトルバーの“option”メニューからファイル操作のほか、映像のサイズ変更や接続速度の変更などの設定が行なえる

“Skin”によって、外観をカスタマイズすることも可能。

“Skin”
“Eminem”という“Skin”

従来バージョンはプレーヤー本体に“コンテンツパネル”としてチャンネルを表示し、またインターネットラジオの再生リストなどもプレーヤー本体の映像表示部分で表示していた。しかし、今回のバージョンでは、それらは全て“mediabrowser”という別のウィンドウで扱う。“mediabrowser”で通常のウェブサイトを表示することも可能。

“mediabrowser”
“mediabrowser”。プレーヤーの最小化ボタンの下、青い円が描かれたボタンから起動する。ASCII24を表示してみたがレイアウトはIEと同じであり、内部はIEと思われる。もっとも、これは使用しているブラウザーがIEのためであり、Netscapeであれば、それが“mediabrowser”のエンジンとなる

プレーヤーと“mediabrowser”を繋げて1つのウィンドウとして表示することも可能だ。

プレーヤーと“mediabrowser”
プレーヤーと“mediabrowser”を1つのウィンドウとして表示

“mediabrowser”には、ウェブブラウザーとしての機能のほかに、映像・音楽ファイルを登録・整理できる“My Library”、オーディオCDが再生可能な“CD”、インターネットラジオが聴ける“Radio Tuner”やチャンネルを登録可能な“Channels”などの機能を装備している。

“My Library”
“My Library”映像・音楽ファイルを登録・整理できるほか、検索機能も実装している
“CD”
“CD”オーディオCDのトラック情報を表示する。米Roxio社のCD-R/RW書き込みエンジンを搭載しており、“Burn CD”ボタンから書き込みが可能
“Radio Tuner”
“Radio Tuner”インターネットラジオ局を検索する機能も実装している
“Channels”
“Channels”従来バージョンからあるチャンネル機能だが、従来のものと互換性があるかどうかは不明

グラフィックイコライザーやビデオコントローラーも、それぞれ独立したウィンドウとなっている。どちらもアップグレードするボタンがついているが、アルファ版のためか機能しなかった。

グラフィックイコライザーやビデオコントローラー
グラフィックイコライザーやビデオコントローラー

また、各チャンネルからイベントや最新情報が送られてくる“メッセージ サービス”も、今回“MessageCenter”として、独立したウィンドウになった。

MessageCenter
MessageCenterウィンドウ。プレーヤーのタイトルバー上、円のアイコンのついたボタンを押すと起動する。左側にメッセージのタイトル一覧を、右側に本文を表示する

今回入手したのはプレーヤーのみであり、エンコード性能などを従来版と比較することはできなかった。デコードの性能については、体感では映像が起動するまでに、従来のバージョンよりも若干時間がかかるように感じられた。動作も非常に不安定だったが、あくまでもアルファ版でのことであり、実際の製品版に至るまでには、まだまだ変更・改善されるだろう。

新旧のRealPlayer
新旧のRealPlayerを並べてみた。洗練されたデザインになったように思うが、どうだろうか

『RealPlayer 9』アルファ版を実行するのに必要なスペックを、以下列挙する。

  • CPUクロック……最低166MHz、推奨233MHz以上
  • メモリー……最低32MB、推奨64MB以上
  • インターネット接続速度……最低28.8kbps、推奨56kbps以上
  • サウンドカード……最低16bitサウンドカード、推奨全2重サウンドカード
  • ビデオカード……最低16bitカラー、推奨16bitカラー以上のビデオカード
  • 対応OS……Windows 95/98/Me/NT 4.0(SP4以降)/2000
  • 対応ブラウザー……Internet Explorer 4.0.1以上あるいはNetscape 4.0以上

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