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まるでSCSIケースだ!アルミ製超小型ベアボーンがあの人気マザーを載せて登場

2001年08月31日 21時29分更新

文● 小磯

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ベアボーン

 登場以来人気となっているShuttle製の超小型マザーボード「FV24」。わずか190(W)×170(D)mmという極小サイズの基板に、ビデオ機能(PL133チップセット内蔵)、ネットワークコントローラ、IEEE1394コントローラ、AC'97サウンドコーデック、ビデオエンコーダを詰め込んだ、驚くべき製品だ。現在「PCなんでも改造総研」ではこのFV24を用いた小型インテリアマシンを製作中だが、「FV24ベースの小型PCを手に入れたい、でも手間はかけたくない」という人も少なくないだろう。そんなワガママな人のため(?)、FV24を用いたベアボーンが近日登場予定だ。



SCSIケース?
“SCSIケース”ばりの筐体。ミニタワーケースを上から押しつぶしたようにも見える

 エムシージェイから9月上旬発売予定となっているのはアルミ製のベアボーンキット(製品名未定)で、直方体に近い筐体のサイズは編集部実測値で190(W)×266(D)×170(H)mm。大きさと外観はほとんど“外付けタイプの2デバイス用SCSIケース”そのものといった趣だ。2デバイス用のSCSIケースに、マザーボードをはじめ、115W電源、3.5インチ×1/5インチ×1/シャドウ×1のドライブベイが用意されていると想像するに、もはや驚くほかない。もちろんFV24のバックパネル部にある各種コネクタはすべて問題なく使用可能。付属のライザカードにより、FV24が持つ唯一の拡張スロットであるPCI×1も有効に活用できる。


筐体底面にはFV24がぴっしりと“埋まって”いる。なお、内部のケーブルは、製品版では専用の短いものが用いられるとのこと
筐体内部筐体内部
CPUソケット近辺。すぐ上にHDD用のマウンタがあるので、熱には配慮が必要だろう。CPUクーラーはそこそこの大きさのものは取りつけられそうだ。なお、HDD用のマウンタは引き出せる(取り外しも可能)ので、CPUの取りつけに不便はない
CPUソケット近辺マウンタ
電源ユニットはケース前面にある(左)。ここからケーブルでケース背面に引き出す格好だ。右はPCIスロット。ライザカードを用いることで利用できるようになっている
背面

 入荷を予告しているのはOVERTOPで、同店では4万円程度で販売を開始する予定とのこと。またエムシージェイによれば、他店にも卸していくとしている。ファイルサーバやCD-RW/DVD-R/DVD-RAMドライブなどを装備したバックアップ専用機など、セカンド以降のマシンを組む計画がある人にとっては有力な選択肢となるだろう。すでにFV24を所有していて、結局入れるケースが見あたらなかった人のため、ケース単品の販売にも期待したいところだ。



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