このページの本文へ

HancomLinux、組み込み用オフィスとHancomOffice 2.0を発表

2001年08月30日 18時32分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

組み込み用Linuxオフィス

HancomLinuxは、8月26日から30日まで米サンフランシスコで開催されたLinuxWorld Conference&Expoの中で、組み込み用Linuxオフィス「Embedded HancomOffice」を発表した。

同製品は、ワードプロセッサ「HancomWord」、表計算ソフト「HancomSheet」、プレゼンテーションソフト「HancomPresenter」を組み込み用にカスタマイズしたもの。開発ツールにはQtを採用している。FlashROMに格納し、PDAなどの端末機に組み入れることで使用できる。正式バージョンは今秋に発表される予定。

これに先立ち、香港のCulturecomと共同で、10MB以下にカスタマイズした「HancomWord」と「HancomSheet」を、ネットワーク機器に内蔵して出荷することも発表された。

HancomOffice 2.0

またLinuxWorld Conference&Expoでは、今年11月に正式発表予定の『HancomOffice 2.0』が初公開された。

「HancomOffice 2.0」パッケージ画面
同製品は、これまでの「HancomWord」、「HancomSheet」、「HancomPresenter」、「HancomPainter」をバージョンアップし、さらに、ダイアグラムやフローチャートを描ける「HancomEnvision 2.0」、HTMLエディタ「HancomWebBuilder 2.0」、データベース管理プログラム「HancomEasyDB 2.0」、個人情報管理プログラム「HancomQuicksilver 2.0」を追加している。

『HancomOffice2.0』の詳細なプレビューはHancomLinuxWebサイトで見ることが可能。 価格は99.95ドルになる予定。英語版に続き、ハングル版、中国語版、日本語版がリリースされる。



HancomWord 6.0
「HancomWord 6.0」画面 段階別undo機能、ファイル自動保存並びに復旧機能、GUI環境で見やすくした数式編集ツール機能などを強化している。

カテゴリートップへ