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シマンテック、コンテンツフィルタリングとウイルス対策の統合ソフトを発表

2001年08月30日 18時16分更新

文● 編集部

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(株)シマンテックは30日、企業のウェブトラフィックのゲートウェイにおいて、コンテンツフィルタリング機能とウイルス対策機能を提供する統合ソフトウェア『Symantec Web Security 2.0』の受注を10月5日に開始すると発表した。Windows NT/2000版とSolaris版があり、同社のゲートウェイ製品『Norton AntiVirus Gateways Solution』に同梱されて販売される。価格は、25~99ユーザーの場合で1ライセンスあたり1万780円となる。

コンテンツフィルタリング機能は、ネットワーク上のユーザーによるURLのリクエスト(HTTPとFTP)を監視し、セキュリティーポリシーに反するリクエストを遮断するもの。犯罪、セックス、ギャンブル、宗教などに分類された140万件のURLリストに基づいて遮断する方法と、ウェブサイトの文章中に不適切な単語が含まれていないかを調べるキーワードベースの方法の両方を採用する。キーワードベースのフィルタリングでは、単なるキーワードチェックではなく、同社の“DDR(Dynamic Document Review)”技術により、14言語に対応した辞書データを基にコンテンツの文脈にそったチェックを行なう。時間帯や部署単位などによるアクセス管理を行なえるほか、ウェブアクセスの監視も可能で、アクセスしたURLや検索エンジンへのリクエスト内容、違反の頻度などの情報をCSV形式で出力する。

ウイルス対策機能は、ウェブトラフィックを監視し、ウェブサイトからのファイルダウンロードやウェブメールに添付されたファイルからウイルスやトロイの木馬が広まることを防ぐもの。悪意あるウェブサイトからのJavaスクリプトやActive Xによる攻撃や、従業員によるクラッキングツールの使用なども防止する。

同ソフトは、スタンドアローンのプロキシサーバーとしても、『Symantec Enterprise Firewall』などのファイアーウォール製品と連携した形でも使用できる。イスラエルのチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社のファイアーウォール製品『Firewall-1(CVP)』にも対応する。

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