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ターボリナックス、主要ディストリビューション開発を日本に集約

2001年08月30日 07時23分更新

文● Linux magazine編集部

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 ターボリナックス ジャパンは、CEO Special Advisorとして2001年1月から同社に駐在していた米Turbolinux本社のJesse Casman氏が、9月1日よりActing Presidentとしてターボリナックス ジャパンのオペレーションを統括すると発表した。現社長の小島國照氏は2001年8月31日付けで退任し、同社特別顧問に就任する。

 ターボリナックスでは、従来より日本を中心として、日米中3国でLinuxディストリビューションを開発してきたが、今後も、ビジネスニーズに応える信頼性と安定性の高いLinuxディストリビューションを、継続的に安定して供給するために、主要Linuxディストリビューションの開発を日本に集約する。

 IA-64、S/390をはじめとするハイエンド向けディストリビューションは、引き続きTurbolinux本社で開発し、ハイエンド・エンタープライズシステムの開発を手がけるTurboLabsで、商用のLinuxソリューション製品の開発を行なう。

 TurboLabsの最初の製品は、大量のLinuxサーバを効率的に管理・運用するためのソリューションで、今秋には日本市場にも投入する予定。

 「米国でのLinux製品の販売から事実上撤退」と一部の報道があったが、北米市場においてはパートナー企業へのOEMに特化してLinuxビジネスを強化するとしている。

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