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KOffice 1.1リリース

2001年08月29日 00時00分更新

文● 編集部

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KDE標準のOfficeスィートであるKOfficeの新しいバージョン「KOffice 1.1」が発表された。「KOffice 1.1」を構成するコンポーネントは以下のとおり。

  • ワードプロセッサ「KWord」
  • 表計算ツール「KSpread」
  • プレゼンテーション「KPresenter」
  • ベクトル描画ツール「Kontour」
  • フローチャートアプリケーション「Kivio」
  • チャート作成ツール「KChart」
  • 数式エディタ「KFormula」
  • ビットマップ描画ツール「Krayon」
  • データベースレポート作成ツール「Kugar」
  • 各種フィルタ

このバージョンでは、APIの改善やKOML廃止、さまざまなデータ形式をサポートするための「フィルタ」を搭載するなど、大幅な改良が加えられている。「フィルタ」によって「Abiword」や「Apprixware」などで作成したファイルのインポート、エクスポートが可能になったほか、『Microsoft Office』シリーズのファイルインポート/エクスポートも改善されているという。そのほか、以下のような変更がなされている。

  • APIの改善によってズームなどの操作が可能に
  • すべてのアプリケーションでKOMLを廃止し、QtとXML/DOMクラスに統一、KDEとの親和性を向上
  • 検索/置換ダイアログボックスを共通化
  • 印刷プレビューが可能に
  • オートセーブに対応
  • 印刷環境を「KDE」と統合

ダウンロードはKOfficeプロジェクトのftpサーバや各地のミラーサーバから可能。ソースのtar.bz2のサイズは約6.3MB。また、rpm、deb、tar.gzによるバイナリでの公開も行なわれているが、最新のパッケージを導入したい場合はソースの利用が推奨されている。

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