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IRIとusen、インターネットでハイビジョン放送の実証実験

2001年08月28日 23時42分更新

文● 編集部

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(株)インターネット総合研究所(IRI)と(株)有線ブロードネットワークス(usen)は28日、総務省の外郭団体である通信・放送機構から“次世代ハイエンド通信・放送融合システムの研究開発”事業を受託したと発表した。両社は、usenが敷設した最大100Mbpsの光ファイバーによる高速インターネットを経由して、ハイビジョン(HDTV)の映像を家庭に流すシステムの実用化に向けて、実証実験を行なうという。

同実験の対象となる中核地域としては、大坂ミナミ地区の心斎橋周辺の通称“アメリカ村”を予定。音楽、芸能、アニメ、映画などの地域に集積されたコンテンツをネット放送経由で発信するという。また、封切り前の米国のメジャー映画作品をハイビジョン画質で家庭に配信することも予定しているという。

実証実験の予算は3億円で2002年3月までの予定。プロジェクト全体の管理・進行と、ハイビジョン品質でのインターネット放送に関する技術の提供をIRIが、ネットワークインフラに関する技術と、ハイビジョンコンテンツに関する著作権管理などのノウハウの提供をusenが担当する。システム構築などは富士通(株)が協力しているという。

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