米Turbolinuxは13日、通信販売の業界向けプレミア・リスクモデリングを 行なっている米Credit Index向けに、カーネル2.4.5をベースとしたIBMのS/390システム用ディストリビューションを開発したと発表した。
同社は、GBクラスのデータの大半を、3490テープ・ドライブで処理している。 そのため今回、米Turbolinuxは、これらをサポートでき、かつメインフレームの正確なDASD(Direct Access Storage Device)とI/Oアドレスを含む、テープ上でのLinuxディストリビューションを開発したというわけだ。
これにより、LinuxをIntelベースのサーバとメインフレームの両方で稼働できるため、Linuxサーバ上でアプリケーションの書き込みとテストを行ない、それをメインフレームで導入することが可能になった。
さらに、すでにメインフレーム用に開発されているアプリケーションを利用できるため、コスト削減や導入期間の短縮につながったという。