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Endeavor MT-4500

Endeavor MT-4500

2001年08月28日 11時49分更新

文● 佐久間

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Endeavor MT-4500

エプソンダイレクト

9万8000円

8月6日に発表された「Endeavor Pro-650L」に続き、エプソンダイレクトからまたも新PentiumIII(開発コードネームTualatin)採用のミニタワーモデル「Endeavor MT-4500」が本日発表、受注が開始された。

PentiumIII-1.2GHz搭載でも
10万円を切る構成が可能

Endeavor MT-4500
MT-4500の前面と背面。5インチ×2、3.5インチ×1のドライブベイを持つミニタワー筐体。内部HDDベイは2台(空き1台)分が用意されている。

 Pro-650LとMT-4500の関係は、こちらのレビュー記事に掲載した「Pro-620L」と「MT-4000」の関係に酷似している。違いを簡単にまとめると、

  • MT-4500ではCeleron-900MHz/PentiumIII-1BGHz(Coppermine)/同-1.13GHz(Tualatin)/同-1.2GHzが選択可能(Pro-650LはPentiumIIIのみ)
  • MicroATX仕様のマザーボードを採用、拡張スロットはAGP×1、PCI×3(Pro-650LはATX仕様で拡張スロットはAGP×1、PCI×6)
  • 高さ35.7cmのコンパクトな筐体を採用(MT-4000と共通)、幅と奥行きもPro-650Lより4~7cm小さい(Pro-650LはPro-620Lと同じ筐体)
  • ドライブベイはPro-650Lより少なく、3.5インチ×1(空き0)、5インチ×2(1)、HDD専用×2(1)

――といった具合だ。

Endeavor MT-4500
MT-4500の内部。メモリ増設などを行う場合は、写真のように電源部を外して(ネジ1本取るだけ)おくと便利だ。
 MT-4500はマザーボードにASUSTeK製「TUSL2-M(エプソンダイレクト仕様)」を採用。チップセットはTualatin対応の「i815E(B-Step)」を搭載する。評価機の構成では、メモリ128MB(PC133)、HDD 40GB(Samsung製、5400rpm)、48倍速CD-ROMドライブ(ATAPI接続)を内蔵し、画面表示はチップセット内蔵機能を使用している(ビデオメモリはメインメモリから最大11MBを共用)。
 ビデオカードのオプションには、「Millennium G550(DH 32MB)」「SPECTRA F11 PE32」が用意されている。HDD専用ベイがAGPスロットの延長線上、本体前面に立てて内蔵されているため、装着できるビデオカードの長さに制限があり「SPECTRA 8400」「同 X20」などの長めのカードは利用できない(最大175mm)。


Endeavor MT-4500
PCIスロットの“根元”にあるLANコントローラチップ「3C920」とサウンドチップ「SigmaTel製AC'97コーデック」。
 サウンド機能とネットワーク機能(10BASE-T/100BASE-TX)はオンボードに搭載している。サウンドチップはSigmaTel製AC'97対応「STAC9721」で、チップセットの機能を利用してWAVEやMP3などの音楽ファイルを再生できる。ネットワークコントローラチップは3COMの「3C920」を搭載。背面のUSB端子×2とともに、Ethernet端子が並ぶ。

 CPUを冷却するヒートシンク&ファンはPro-650Lと同じものだが、放熱機構は若干異なる。内部写真(電源部を取り外したところ)ではややわかりにくいが、本体内部の上端に排気用ファン、電源部には吸気用ファンが設けられ、いったんCPUの熱を電源部の吸気で飛ばし、背面に出すという仕組みになっている。ファンが3つ同時に動いているため、動作中には風切り音が低くうなる。深夜の家庭など、静かな場所では多少気になるかもしれない。



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