(株)東京放送(TBS)は24日、10月8日月曜日の夜8時に放送を開始するドラマ『こちら第三社会部』の制作発表を行なった。
『こちら第三社会部』の制作発表 |
TBSはこれまで、月曜夜8時に『水戸黄門』や『大岡越前』などの時代劇を放送してきた。この放送枠に現代劇を放送するのは、32年ぶりになるという。
渡辺謙さん。仕事柄、学芸部の新聞記者には知り合いが多いという。ただし、学芸部の記者にはマニアックな人が多いとか |
『こちら第三社会部』は、日本中央新聞という架空の新聞社の“第三社会部”を舞台としたドラマ。第三社会部は“ダメサン社会部”と呼ばれる部署で、落ちこぼれ記者が集まっている。その記者たちが、新聞記者として、人間として大切なものは何かということを理解し、成長していく姿を描くという。また、第三社会部が関わる事件を通して、現代のさまざまな問題を考える。
麻生祐未さん。役については、仕事は敏腕だがそのほかは不器用な記者だという |
出演は、主役の第三社会部デスク清水治郎役に渡辺謙、かつての治郎の部下で現在は第一社会部の敏腕記者に麻生祐未。第三社会部の記者は萩原聖人、酒井美紀、石塚英彦、坂口憲二、戸田恵子。治郎と同期の第一社会部デスクに京本政樹、社会部長が津川雅彦。また、治郎の娘役に“モーニング娘。”の飯田圭織と加護亜依、準レギュラーの新聞社社主が森繁久彌となっている。
萩原聖人さんと酒井美紀さん。酒井さんは取材恐怖症の記者を演じる |
制作発表会で渡辺謙さんは、人情の機微、人の心の裏側の伝わるドラマにしたいとしている。また、萩原聖人さんは「このドラマは新聞社のリアリティーを伝えるものではない。新聞社という場を借りて、何かを伝えられれば」と話した。そのほか、出演者の多くが「水戸黄門を超えるドラマ」を目指したいと語った。
ずっとこの笑顔の石塚さん。「冬のドラマの撮影を夏に行なうのは間違い(暑いから)」「プロデューサーから泣かせるドラマだと聞いた。なら、僕と戸田さんはミスキャスト」だそうです |