デュアルAthlonマザーボードとして最初に登場したTyan「Thunder K7」。サーバ向け仕様のこの製品を使用したAPPRO製1Uラックサーバ「APPRO 1124」がぷらっとホームで販売されている。
何と言っても目をひくのが、筐体内にすえ付けられた4連装の巨大なブロアファン。このうち1基は筐体内の換気に充てられ、残り3基でヒートシンクへつながるダクトを通し、Athlonの発熱を強力に冷却する仕組みと見られる。このダクトはフレームと一体となっているのだが、CPUヒートシンクにかかる部分だけがなぜか断熱スポンジ付きの紙製となっているのが特徴だ。
前面には4基のSCSI HDD用ホットスワップベイを備え、その分の電力も考慮してということか、電源は薄型ながら550Wとたっぷりの容量となっている。これだけの装備が詰め込まれた結果、筐体内は“ぎっしり詰まっている”という印象。ちなみに前面スペースのほとんどをHDDベイに占領されているため、CD-ROMドライブはその上のわずかな隙間に追いやられ、ノートPC用の薄型となっている。
フレームと一体になったダクト。DIMMスロットの傾きを利用して導風路を広く取っている |
紙製のCPU部分のダクト。付け外しはしやすそうだ |
価格は、Athlon MP-1.2GHzX2、256MBのレジスタードDDR SDRAM、18GBのSCSI HDDがセットで52万8000円。またケースとマザーボードのみのベアボーン状態では26万8000円となっている。
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