フライングであるにも関わらず、各社から続々とデビューするi845チップセット搭載マザーボード。すでに登場した製品はフタ桁を数えているが、ここに来てMSIからも「845 Pro2」が現れた。真っ赤な基板が特徴だ。
赤いだけでなく、MCHにチップクーラーを搭載しているのも目を引く。これまで登場している他社製品が搭載するのはヒートシンクのみであり、チップクーラーを搭載したのは845 Pro2がはじめてとなる。MCHがどの程度発熱するのか現段階では不明だが、オーバークロック動作させる時により安心できるのは間違いないだろう。FSB設定は100MHzから200MHzの間で、コア電圧は1.475Vから1.6Vの間で設定可能となっている(設定単位は不明)。
また、USB接続のセキュリティデバイス「スマートキー」が付属しているのも特徴。内部のメモリにパスワードを記録し固体識別する仕組みで、BIOSにこの機能の有効/無効の設定があり、“スマートキーを差さなければ起動時しない”“動作中にスマートキーを抜くとPCがロックされる”などの動作制限をかけられる。万が一スマートキーを紛失した場合は別のスマートキーを挿入し、パスワードを入力することでPCを起動できる。スマートキー単体での店頭販売はないが、MSIに申し込めばでは有償で再発行可能ということだ。
USB接続の「スマートキー」 |
マニュアルより、スマートキーの設定方法 |
もはや見慣れた感もある(?)μPGA478ピンソケットだが、赤い基板のなかに置かれているとまたひと味違った趣が |
AGP×1、PCI×6、CNR×1という拡張スロットにDIMMスロット×3という構成は、他社製のATXフォームファクタ採用i845マザーボードと同じだけに、赤い基板はそのなかで目立つ。価格はコムサテライト3号店で2万1500円、高速電脳、TWOTOP1号店、TWOTOP2号店、OVERTOPで2万1800円となっている。
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