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ニコン、コンパクトタイプのデジタルカメラ『COOLPIX 775』と『COOLPIX 885』を発売

2001年08月23日 16時26分更新

文● 編集部

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(株)ニコンは23日、デジタルカメラのエントリーモデル『COOLPIX 775』と上位モデル『COOLPIX 885』の2製品を発売すると発表した。価格はCOOLPIX 775が7万2000円で9月8日発売予定。COOLPIX 885は9万2000円で10月発売予定。

『COOLPIX775』
『COOLPIX775』

『COOLPIX 775(クールピクス775)』は、“COOLPIX”のエントリーモデルに位置付けられる製品で、従来の製品群でユーザーに好評だった機能を搭載したほか、初心者でも簡単に操作を行なえるようにしたのが特徴。小型化も図られている。214万画素(有効201万画素)の1/2.7インチCCDを採用し、レンズには非球面レンズを2枚含む6群7枚構成の3倍ズーム“ズームニッコール(ZOOM NIKKOR)”を採用する。焦点距離は5.8~17.4mm(35mm換算で38~115mm)でF値は2.8~4.9。最短撮影距離は30cmで、マクロモードでは4cmまでの接写が可能(ワイド端)。オートフォーカスにはリヤフォーカス方式を採用し精度を高めたという。デジタルズームは2.5倍まで。レンズは沈胴式で電源の入っていないときはレンズバリヤーが保護するようになっている。

視野率が約82%でLED表示機能を備える実像式光学ファインダーのほか、11万画素の1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーをモニター用に搭載する。撮影中でもモニターで画像をピクチャーインピクチャーで確認できるクイックレビュー機能を搭載する。

測光方式は256分割のマルチ測光。感度はISO100相当で、ISO200までのオートゲインアップ機能を搭載する。ガイドナンバー7相当のフラッシュを内蔵する。撮影モードは、フルオートのほか、パーティーや逆光、ポートレート、夜景など7種類のシーンモードを設定できる。モード切り替えは本体上面の大型モードダイヤル(直径21mm)で行なえるようになっている。赤目軽減機能も搭載する。

記録媒体はコンパクトフラッシュ(TypeI)で、記録フォーマットはJPEG準拠(動画はQuickTime Motion JPEG)。画像サイズは、1600×1200ドット(FULL)、1024×768ドット(XGA)、640×480ドット(VGA)の3種類。動画は320×240ドット(QVGA)の毎秒15フレームで15秒間の記録が可能。製品には8MBのメディアが付属する。

本体にはUSB端子とNTSC/PAL切り替えのビデオ出力端子を装備する。パソコンとUSB接続した場合に専用ソフト『NikonView4』(Windows 98/98 SE/Me/2000、Mac OS 8.6/9/9.1)がパソコンで起動し、ワンタッチで画像転送が行なえる“TRANSFERボタン”も装備する。電源は付属のリチウムイオン充電池『EN-EL1』あるいは市販のリチウム電池『2CR5』で、バッテリーチャージャー『MH-50』が付属する。連続撮影時間は付属の充電池で約100分。本体サイズは幅87×奥行き44×高さ44mm、重量は約185g。

『COOLPIX 885』
『COOLPIX 885』

『COOLPIX 885(クールピクス885)』は、2000年8月28日に発表したコンパクトカメラタイプの『COOLPIX 880』の後継機種に相当する337万画素のデジタルカメラ。新機能として、シャッター速度が4分の1秒以下で動作するノイズ除去機能や、1回のシャッターでホワイトバランスの異なる3枚を撮影し、ユーザーが選択できる“ホワイトバランスブラケティング”、データ転送を簡略化する“TRANSFER”、カメラで画像を分割して小さいサイズのコピーを作成する“スモールピクチャー”などを搭載する。

337万画素(有効321万画素)の1/1.8インチCCDを採用し、レンズには新設計の8群9枚構成3倍ズーム“ズームニッコール(ZOOM NIKKOR)”を採用する。焦点距離は8~24mm(35mm換算で38~114mm)でF値は2.8~4.9。最短撮影距離は30cmで、マクロモードでは4cmまでの接写が行なえる。オートフォーカスは多点(5点)AFも可能。電子ズームは4倍まで対応。上位機種のCOOLPIX 995用の『フィッシュアイコンバータ』など各種コンバーターレンズを利用することもできる。

実像式光学ファインダーのほか、11万画素の1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーをモニター用に搭載する。

感度はISO100で、200/400/オートの切り替えも可能。測光方式は256分割マルチ測光で、中央重点平均測光、スポット測光などを利用できる。-2~+2EV(1/3EVステップ)の露出補正のほか、マニュアル露出モードも選択可能。撮影モードはフルオートのほか、メニューによりカスタム設定が行なえる。美術館などフラッシュ撮影が禁止されている場合に利用する“ミュージアム”が追加され、ポートレートなど12種類になったシーン機能も用意されている。320×240ドット(QVGA)で毎秒30枚の連写(70枚まで)が行なえる“ウルトラハイスピード(UH)連写”のほか、毎秒15フレームで40秒の動画の記録も可能。

記録メディアはコンパクトフラッシュ(TypeI)。記録フォーマットはJPEG(Exif2.1/DCF)とTIFF-RGB(非圧縮)、動画はQuickTime Motion JPEG。記録モードは2048×1536ドット(FULL)、1024×768ドット(XGA)、640×480ドット(VGA)の3種類で、スモールピクチャー機能を利用してカメラだけで640×480、320×240、160×120、96×72に変換することもできる。製品には8MBのメディアが付属する。

インターフェースはUSB。電源は付属のリチウムイオン充電池『EN-EL1』あるいは市販のリチウム電池『2CR5』を利用。バッテリーチャージャー『MH-52』が付属する。充電池では90分の連続撮影が可能。本体サイズは幅95×奥行き52×高さ69mm、重量は約225g。本体カラーはシルバー。

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