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Pentium 4の価格改定対策か?高クロック版Athlonが大きく値下がり!

2001年08月18日 18時43分更新

文● G&D MATRIX/text by 小磯

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Athlon-1.4GHz

 今週に入って高クロックのAthlonが大きく値を下げた。Athlon-1.4GHzと1.33GHzのバルクの販売価格はともに今週に入ってから週末までの間に1000円以上の下落。17日現在の段階で1.4GHzの最安値は1万7800円と1万8000円を割り込み、そして1.33GHzは1万3980円と、なんと1万3000円台に突入している。Athlonはついに、現在の最速クロック品が税込みでも2万円を割り込むことになった。また1.33GHzに至っては、税込みでも1万5000円以下という安さである。盆休みで国内代理店の動きが鈍くなっている中での大幅値下がりにより、アキバに流通するAthlonのバルク品はそのほとんどが並行輸入品だということが、改めて浮き彫りとなった格好だ。

 さて今回の値下がりだが、これは月末に予定されていると言われる、Pentium 4の大規模な価格改定(販売価格が現在の半額程度になると噂されている)への対抗措置だと考えていいだろう。先月のPentium 4価格改訂時と同じように、AMDは今回も先手を打ってきたものと思われる。なお価格には「今週になって進んだ円高の影響も少なからず含まれている」(複数ショップ)とのことなので、Athlonの購入を考えていた人は今週が狙い目だ。



堂々デモ中

 一方、値下がりのほかにもμPGA478版の登場、そしてi845チップセットと、噂ばかりが先行している感のあるPentium 4。すでにμPGA478版CPUとi845マザーボードはアキバで動作デモがスタートしているが、Intelは値下げとともに、2GHz版の発表も予定しており、しばらくはIntelとPentium 4の動向から目を離せそうにない。なお、値下げを見越して、現行価格版のPentium 4の在庫数を極端に減らしているショップがあり、結果としてショップごとの在庫量にかなり大きな差が生まれている。今週の段階でほとんど在庫を抱えていないショップが価格改定とともに思い切った値段設定ができるのは間違いないため、こちらの動きにも注目していきたいところだ。


ZOA 秋葉原本店で実施中の動作デモ。i845マザーボード「D845WN」に、ES品のPentium 4-1.9GHzを搭載(18日の取材時には1.7GHz動作だった)して駆動させているさまを確認できる
動作デモ動作デモ
PentiumIII-S-1.26GHz

 なお、今週になって登場したのはPentiumIII-S-1.26GHzのリテールボックス品。バルク版より1万円程度安価なことも手伝って、完売のショップが出るなどなかなかの人気となっている。もっとも、1万円安くなったところでそれでも実売価格は約5万円なのだが…。



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