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米Connectix、複数のOSを実行するソフト『Virtual PC for Windows 日本語版』を発表

2001年08月09日 21時24分更新

文● 編集部 中西祥智

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米Connectix社は9日、Windows上で複数のOSを実行するソフトウェア『Connectix Virtual PC for Windows 日本語版』を発表した。

『Connectix Virtual PC for Windows 日本語版』『Connectix Virtual PC for Windows 日本語版』

同社ではこれまで、Mac OS向けのWindowsエミュレーションソフトとして『Virtual PC』を開発してきた。Windows向けに同製品を発表するのは、今回が初めてだという。

『Virtual PC for Windows』では、1台のパソコンで複数のOSを同時に動作させることができる。ゲストOSはホストOS上のウィンドウ内で動作し、再起動することなく切り替えることが可能。ホストOSとゲストOS間のカット&ペーストも行なえる。

『Virtual PC for Windows』画面
ホストOS上で動作する、Windows MeとWindows 98の2つのゲストOS

ゲストOSから、CD-ROMドライブやFDD、COMポート、パラレルポート、ネットワークなどの利用も、複雑な設定なしに行えるという。ホストOSでそれらのアクセスを禁止することも可能。また、共有ネットワーク設定によって、ホストOSのアドレスとゲストOSのアドレスを共有することも、個別にアドレスを設定することも行なえる。個々のゲストOSに割り当てるメモリーのサイズも、設定することができる

設定画面
設定画面

対応機種は最低266MHz(推奨500MHz)のCPUを搭載したPC/AT互換機。ホストOSとして使用可能なOSは、Windows Me/NT 4.0(SP6以降)/2000で、ゲストOSはMS-DOS、Windows 3.1/95/98/Me/NT 4.0/2000、Linux(※1)。OSをインストールするのに必要なHDDおよびメモリーの量は、MS-DOSなら32MBのメモリーと50MBのHDD、Windows Meでは96MBのメモリーと2GBのHDD、Windows 2000では128MBのメモリーと2GBのHDDなどとなっている。

※1 対応機種および対応OSは英語版の仕様であり、日本語版では変更する可能性があるという。

価格は4万2800円で、9月19日に発売する。日本国内での販売代理店は、(株)メディアヴィジョンと(株)アスキー。

なお、アスキーでは、『Virtual PC for Windows 日本語版』を複数本導入を検討し、技術的な評価を希望する法人や官公庁、教育機関向けに、評価版の貸し出しサービスを行なう。貸し出し期間は発送より2週間で、申し込みはアスキー ネットメディア事業部のウェブサイトで行なう。

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