クワンティ(株)、ダイワボウ情報システム(株)、(株)アルゴ21、日本アイ・ビー・エム(株)は、Linuxサーバ管理ツール『Quick Linux O/S Configurator』(以下、Qloc)の開発、販売、サポートでの協業を発表した。
Qlocは、1台のLinuxサーバ上で稼働するWebサーバ、メールサーバ、ファイルサーバ、プリントサーバといった各種サーバを管理するツール。Webベースの管理画面では「目的を2クリックで達成」(プレスリリースより)できることをめざし、Linuxに関する専門知識なしでサーバを管理することができるという。また、アプリケーションからカーネルに至るまでのセキュリティパッチ自動アップデート機能があり、安全なサーバ運用が可能になる。主な機能は以下のとおり。
- アカウント管理
- メーリングリスト運用
- コンテンツフィルタ
- アクセスログ解析
- コンディションのモニタリング
- バックアップ
- Windowsとのファイル共有
- プリントサーバ
- Webサーバ
- DNSサーバ
- Proxyサーバ
- DHCPサーバ
- FTPサーバ
- ファイアウォール
- SSH
OSにはRed Hat Linuxが使用される。ハードウェア、各種設定込みでの価格は49万8000円から。
今回の協業では、クワンティ(株)が『Qloc』の開発を行ない、ダイワボウ情報システム(株)が『IBM esrver xSeries』に組み込んで販売、(株)アルゴ21がサポートを提供、日本アイ・ビーエム(株)は『IBM eserver xSeries』の提供と、クワンティ(株)と共同で「IBM esrver」シリーズ全ラインナップで『Qloc』のテストを行なうとしている。
これまで専門的な技術者がいなかった官公庁や企業だけでなく、大企業の部門別サーバとしての需要も見込んでいる。