東日本電信電話(株)および西日本電信電話(株)は7日、両社の提供する加入電話でのインターネット接続サービス“Lモード”の、Lメニューリスト内のコンテンツを拡充したこと、契約数が1万件を超えたことなどを発表した。
2000年10月に発表した“Lモード”のロゴ |
Lモードのサービス開始は6月29日。当初のコンテンツ数は193サイトの973番組。両社はサービス開始以降18サイト69番組を追加し、7月31日現在で211サイト1042番組となった。
Lモードの契約数は、7月31日現在で約1万1900件。うちNTT東日本は約6300件、NTT西日本は約5600件となっている。
同じく7月31日現在の利用状況は、平均利用回数が1契約あたり1日2回、平均利用時間は1回約3分、メール送受信件数は7月1日からの累計で約11万9000件。また、契約者が利用しているLモード対応電話機のFAX型と電話機型の割合では、FAX型が82%を占めている。
Lモードコンテンツのジャンル別利用回数は、7月1日から31日までの累計で、トップが天気予報で6万2750件。第2位がエンターテインメントで4万2870件、第3位がマネーで3万9560件となる。逆にワースト1は、行政サービスで890件、次いで修理/防犯/紛失の1560件、子育て/教育の2080件となっている。
また、両社は同日、一般コンテンツ提供事業者への技術情報の開示についても発表した。8日より、ホームページ上で、あるいは機密保持契約を結んだ上での情報開示を行なう。開示する情報はHTMLタグ一覧やHTTPの仕様、IPアドレスやサブドメインの規定など。ただし、有料情報の提供とマイメニュー登録に関わる技術情報は、セキュリティー上の問題があるとして開示しない。
なお、両社は2000年10月18日にLモードを発表した時点では、サービス利用者を150万世帯から200万世帯と見込んでいる。