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インフィニオン、8ポートのEthernet over VDSL“10BaseS”チップセットを発表

2001年08月02日 19時41分更新

文● 編集部

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インフィニオンテクノロジーズジャパン(株)の2日付けの発表によると、独インフィニオンテクノロジーズ社は現地時間の7月30日、“Ethernet over VDSL”対応の8ポートチップセット『オクタル10BaseS』(Octal-10BaseS)を発表した。“10BaseS”は、既存の銅線(DSL)を利用してEthernetの伝送距離を延長する同社の技術。チップセットの出荷時期は第4四半期を予定。価格は、5万セット(40万ポート)受注時の1セットあたりの単価が120ドル(約1万5000円)、ポート当たりの単価は15ドル(約1870円)。

『オクタル10BaseS』チップセット
『オクタル10BaseS』チップセット

『オクタル10BaseS』は、すでに販売している『10BaseS』チップセットをベースに、CPU、クロック、AGC(自動利得制御)、メモリーなどを集積したチップセット。デジタルトランシーバー『PEF22824』とアナログフロントエンド『PEF22825』、ラインドライバーICで構成される。RMII/SMIIインターフェースと互換性を持ち、標準Ethernet物理層(PHY)チップとの置き換えが可能。標準伝送速度は全二重の12.5Mbps(最高15.6Mbps)で、10MbpsのEthernetパケットの伝送に対応する。伝送距離は最長1200m。非対称では25Mbpsまで対応可能できるとしている。

同社では、Ethernetスイッチ(交換機)やDSLAM(DSLアクセス多重化装置)のラインカードなど、集合店舗や集合住宅(MTU/MDU)のネットワーク機器向けに販売する。

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