14日にPentiumIII-900MHzが登場してレアモノコレクターの間で話題となったが、900MHzを仕入れたUSER'S SIDE本店が今度はFSB 100MHzのPentiumIII-1GHzを入荷した。FSB 100MHzのPentiumIII-1GHzはすでSECC2版が流通しているが、FC-PGAパッケージ版がアキバに登場したのはもちろん今回がはじめて。
FC-PGA版で、FSB 100MHzの10倍動作となるPentiumIII-1GHzのS-Specは“SL5QV”。コアステッピングはcD0で動作電圧は1.75Vと、先に登場したPentiumIII-900MHz(cC0)とは仕様が異なる。
ちなみにこのCPUは、PentiumIII型番表記の定型に従うと、このFC-PGA版PentiumIII-1GHzは「PentiumIII-1EGHz」とでも言うべきものだ。しかし、Intelのペーパーを見ても“E”の表記はなく、このためFC-PGA版でFSB 133MHzモデルのPentiumIIIの型番「PentiumIII-1GHz」とまったく同じになっている。定型どおりならFSB 100MHzモデルは“1EGHz”、FSB 133MHzモデルは“1EBGHz”のはずなのだが、これはかなり紛らわしい。
cD0コアステッピングなキャパシタ |
USER'S SIDE本店では「1000E」と、分かりやすく表記していた |
価格は2万6800円。900MHzよりもキリがいいからか、30個仕入れたうち「通販分の15個はあっという間に完売した」(USER'S SIDE本店)とのこと。同店では900MHzと同じく、今後は定期的に仕入れていく予定としているが、次回がいつになるか分からないだけに、欲しい人は急いだ方が良さそうだ。
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