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TualatinコアのPentiumIII-Sでオーバークロックだ(その2)~白いマザー「ABIT CASPER」を使って~

2001年07月27日 00時00分更新

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 それでは、「ST6E」とPentiumIII-Sの組み合わせで調べたテスト課題とベンチマーク結果を順に述べておこう。調査した課題は、気になった点も含めた次の3課題である。

(1)“i815E B-Step”に備わったVGA能力
(2)「TUSL2-C」と勝負
(3)コア電圧アップでPentiumIII-Sの最高動作クロックを探る

 まず、(1)の課題として(冒頭でも少しふれたが)「ST6E」に備わっているオンボードVGAがどの程度の能力を有しているのか少し気になって調べてみた。比較としては、このオーバークロック研究室の資材箱にATI RagePro Turbo(AGP)を見つけたので「ま、良い勝負かな?」と思いこのカードに決定。動作条件は、FSB設定クロックなどごく標準的な設定で、ビデオドライバーはオンボードVGA:4.13.01.2732(Intel)に対してRagePro Turbo:4.12.2632(ATI)としている。得られたテスト結果のうち、3Dベンチマークをみると近頃の3Dビデオカード性能の足もとにも及ばないが、数世代前のビデオカードよりは「マシ」と言ったところだろう(だが、双方共に3Dベンチマーク実行画面は見ていられないほど遅い)。一方、2D描画中心のSYSmark 2000だと数値的には、双方共に遜色のない結果であるうえにGeForce2 Ultraと比較しても極端な差はない。実際、ベンチマークテスト実行画面をみていても体感できるほどの遅さは感じられなくて快く動いていたと思う。結果的にオンボードVGAで3D描画となると荷が重いのは事実だが、オフィスアプリケーション等の用途であれば十分使えると言っても良いだろう。

3D mark 2000
3D mark 2001
SYSmark2000

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