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ついに発売「ファイナルファンタジーX」! 果たしてアキバの反響は!?

2001年07月19日 19時49分更新

文● 林/スタジオ百哩

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 スクウェアの看板とも言えるプレイステーション2の超大作ソフト「ファイナルファンタジーX」(以下「FFX」)が、本日19日、ついに発売された。コンシューマー期待のソフトへの反応はどうだったのか? その模様をレポートしよう。

ゲーム画面
FFXのゲーム画面(戦闘シーン)。画面右上の行動順ゲージで、各キャラ攻撃順がひと目でわかるようになった

 前作の「IX」から約1年ぶりのシリーズ最新作となる「FFX」。世界を破滅から救う使命を負った少女ユウナと、それを助けるティーダたち仲間が、諸悪の根元である謎の存在「シン」を倒す、というのがゲームのストーリーだ。召還獣やアビリティによるキャラの育成など、FFシリーズではおなじみのポイントも押さえつつもシステムを改良。バトル中にキャラの交換が可能になったほか、召還獣が仲間として操作可能になったり、スフィア盤というアイテムを使ってアビリティを入手するなど、いくつもの新要素が追加されている。また、美麗なCGのイベントシーンからシームレスでキャラがバトルに突入するなど、プレイステーション2の能力をフルに使った演出も見所だ。



ソフマップ01
テレビ局の取材も来ていたソフマップ本店の「FFX」販売風景。行列も一番長かった…が、強烈なモノではない
ソフマップ02
ソフマップ本店の列は最長でヤマギワソフトの前まで伸びていた。駅前で店員が呼び込みをしていたのが功を奏したか?

 さて、そんなビッグタイトルの発売にあたってアキバの大手ゲームショップは、予約の引き替えや当日購入のお客さんに対応するため、朝7時からの販売を開始した。早朝販売をしていたショップの中で最も人が集まっていたのがソフマップ本店だ。ただし、人だかりは販売開始から20分ほどでさばけ、その後にやってきた客はスムーズに購入できた。同じく早朝販売をしたラオックス ザ・コンピュータGAMEゲーム館やメッセサンオー本店でも以前のFFシリーズ発売時ほどの行列はできなかったようで、大きな混乱もなかった。
 あまり行列ができなかったのは販売当日が平日だったことのほかに、コンビニやネット通販など販売経路の多様化で「FFX」を求める客が分散したことが大きな理由のようだ。実際、メッセサンオー本店では通販に相当数の予約があり、販売数自体が悪いわけではないとのこと。以前のように、当日行列を作ってでもいち早く最新タイトルを手に入れる、というようなゲームユーザーの動向は変化しつつあるのかもしれない。



メッセサンオー
メッセサンオーに並んでいた客は、予約の引き替えに来た人が多かったようだ
特典CD
店頭売りの初回特典として付いたスペシャルCD。ゲーム内で使われたBGMや挿入歌3曲を収録している
ぬいぐるみ
メッセサンオーの店頭に飾られているFFキャラのぬいぐるみ。右からトンベリ、サボテンダー、チョコボ、モーグリとおなじみFFモンスターたち

 そのメッセサンオーではFFXが発売される数カ月前から、関連グッズの売り上げも良いとのこと。ポスターやキャラのぬいぐるみが売れ筋だが、ゲーム中でキャラが身につけているネックレスなどを型どったシルバーアクセサリーが、値段が1万円から2万円台と少々高価であるにもかかわらず良く出ているという。FFシリーズ支持層の幅の広さを物語ると同時に、まだ発売されていないゲームでもファッションとして楽しむ新しいタイプのゲームユーザーが多くなっていることを感じさせるエピソードだ。



シルバーアクセサリー
人気のシルバーアクセサリー。右からティーダのリング、同じくティーダのネックレス。一番左はユウナのネックレスだ
【取材協力】

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