(株)三省堂は16日、中国の清時代の字典『康煕字典』を日本語環境のパソコンで検索/閲覧できるソフト『e康煕字典 日本語版 CD-ROM』の販売を10日に開始したと発表した。価格は2万8000円。
『e康煕字典 日本語版 CD-ROM』 |
『康煕字典』は、300年前の中国の清時代に編纂された官製の字典で、以後の辞典編集の規範となり、日本のほとんどの漢和辞典も影響を受けているという。各種の版本が刊行されており、一般に流布しているのが『同文書局版』であるという。同製品は、同文書局版を元に康煕字典の4万7000字を収録し、元版を画像データとして閲覧可能。また、漢字の部首/総画数/筆順のほか、日本語の音訓/中国語のピンインでも検索できるという。対応OSは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000。動作環境は、Pentium-233MHz以上のCPU、32MB以上のメモリー、空き容量430MB以上のHDDを搭載したマシン。
漢字検索の画面 |