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世間一般が名古屋に対して持っているだろうイメージ映像 |
「じゃ、行って来てね」というアバウト極まった副編命令が下ってから数日後のことだ。梅雨はいったいどこへ行ってしまったのかと思われてならなかった7月上旬のある日、日本でも屈指の暑さを誇る愛知県は名古屋市中区、“大須”と呼ばれる場所に筆者はいた。そう、ここは東海一のパーツショップ集合地域だ。今回のテーマはズバリ「大須にGO!」。日本各地のショップを見て回っておもしろいショップを紹介してみよう企画、第1弾である。
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筆者と招き猫@「ふれあい広場」。ユニフォームは私物だ。“57”は無論偉大なる中堅手彦(編集部注:以下長いので割愛) |
とは言っても、ナゴヤ球場とナゴヤドーム以外どこにあるかまったく分からないという某在名球団のファンが、1人で大須を回るというのはさすがにナニだしアレである。気が付くと「あらこんなところに都投手のサイン色紙が」などと始めかねない衝動を抑えるべく、今回は大須情報サイト「大須へ行こう」の時丸氏の案内をお願いした。大須常連さんの話を聞きながら大須にGO!してみようというわけである。
| 上にも写っているが、大須の商店街にある招き猫。招き猫がランドマークになっているあたり、なんとも下町情緒に溢れていると言えなくもない。ちなみに招き猫の下に見えるのは、大須観光案内をしゃべってくれる“大須ボーイ”と“大須ギャル”。そ、そのネーミングはいかがなものか… |
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トンネルを抜けたらメルコだった
大須は名古屋駅からだと、地下鉄東山線で栄駅まで行き、そこから地下鉄名城線に乗り換えて上前津(かみまえづ)駅で下車するのが最も近い。片道230円。上前津駅は大須地区の東南端にあるので、巡回のスタート地点としても申し分ないと言えるだろう。そして何より、地下鉄出口の階段を上っていくと、いきなりメルコ本社が目に入るというのが実にイイ。やはりPCユーザーにしてみたら名古屋と言えばメルコであるし、メルコといえば名古屋。“東京駅を出たら皇居が見えた”レベルの旅情を味わえること受けあいだ。大須を訪れる際は、ぜひ名城線上前津駅を利用してほしい。
大須とは、を“さわり”程度
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さすがは門前町ということで、こういったオブジェをいたる所に見つけることができる |
大須はもともと万松寺/大須観音のそれぞれ門前町。江戸~大正にかけては風俗・映画の街だったのが、移転や映画産業の斜陽化とともに洋服・家具店が軒を連ねる商店街となった。敗戦後しばらくは活気が失われるものの、1950年代に“アメ横”こと「ラジオセンターアメ横」(上野/御徒町のアメ屋横町と、ラジオデパートを足して2で割ったような場所を目指して建てられたようだ)というビルがオープンしてから、一気にラジオや電器店、ジャンクショップが増えて、PCショップやAV機器店、各種ソフトショップが集まって今に至っている。このため、大須はアキバのような“電気街”ではない。PC/パーツショップと洋服店、家具店、そして仏閣があるという、いわば何でもアリの街だ。
| 商店街のようす。どう見てもアキバと同じような電気街ではない |
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大須マップ。マップ上が北になる |