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TualatinコアのPentiumIII-Sでオーバークロックだ(その1)

2001年07月12日 22時50分更新

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●ASUSTeK TUSL2-C

 今後のオーバークロック研究室の予定としては、各社の“Tualatin”対応マザーボードでPentium III-Sを動作させてみるつもりだが、最初にテストするマザーボードは、ASUSTeK製「TUSL2-C」だ。今回入手したTUSL2-Cは、サウンド機能を搭載していないモデルで基本的なスペックはこちらのレポートを参照してほしい。気になるオーバークロック機能だがFSB設定クロックは、BIOSセットアップからアプローチが可能だ。選択肢は、133MHzベースのCPUとメモリーなら135MHzから160MHzまで1MHzステップとなっており、160MHzの次は166MHzの最高周波数がセットできる。なお、100MHzベースでセットするなら102MHzから132MHzまで1MHzステップのセットが可能だ。また、Celeronをもサポートする関係上、66MHzベースの設定も存在している。変則的な設定も可能で133MHzベースのCPUとPC100メモリーの組み合わせにも対応しており、この場合の最高周波数は、CPU:216MHz、 メモリ:162MHzにまで及ぶ。つぎにコア電圧だがマザーボードに同梱されたマニュアルによると“Tualatin”を実装した場合は電圧の操作はできない旨の記述があり、実際にBIOSセットアップ画面にその項目が見あたらない(従来のPentiumIIIなら、操作可能なようだ)。一方、メモリー電圧に直接影響するVIO設定は、3.3V、3.4V、3.6Vのいずれかがジャンパーでセット可能である(デフォルトは、3.4V)。その他には、謎のシルク印刷があったのだが、筆者が探した限りでは、ボード上に該当するジャンパポストを発見できなかった。



謎のシルク印刷(その1)
謎のシルク印刷(その2)
BIOS画面(FSB設定クロック216MHz)

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