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GA-GMX4/PCI

GA-GMX4/PCI

2001年07月11日 21時12分更新

文● 佐久間

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GA-GMX4/PCI

アイ・オー・データ機器

1万9800円

アイ・オー・データ機器のビデオカードは、最新最速ビデオチップをいち早く採用するのではなく、ユーザーのニーズを汲んでより市場にあった製品を投入していく戦略に変更している。ここで紹介する「GA-GMX4/PCI」は、液晶モニタなど多様な周辺機器を発売する同社ならではのビデオカードと言えるだろう。

アナログRGBとデジタル液晶の2系統出力端子を装備

パッケージイメージ
「GA-GMX/PCI」のパッケージイメージ。D-sub15ピンのアナログRGB出力とDVI-Dのデジタル液晶端子の2つを装備するPCIスロット用ビデオカードだ。
 GA-GMX4/PCIは、最近では珍しいPCIスロット用のビデオカードだ。タワー型のデスクトップPCにはAGPスロットが標準的に搭載されているが、i810Eなど統合チップセットを採用したコンパクトデスクトップではPCIスロットしか持たないケースも少なくない。ただし、本ビデオカードは2つの出力端子を備えているため、スリム筐体が採用する「ロープロファイルPCI」には対応していないので注意してほしい。
 ビデオチップはNvidiaの低価格ハイパフォーマンス2D/3Dアクセラレータ「GeForce2 MX400」、ビデオメモリは32MB(SDRAM、183MHz駆動)を搭載し、出力端子としてアナログRGB(D-sub15ピン)とデジタル液晶(DVI-D)の2系統を標準装備している。


GA-GMX/PCI
カード長は155mmで、一般的なPCIスロットであればほぼ問題ない(ハーフサイズにも装着可能)。ちなみに、同社は「PCI用で最高速クラスを目指して開発した」とのこと。
 DVI-D端子は、「RADEON VE」などが搭載する「DVI-I」端子とは違いデジタル信号専用の端子。接続できるのはDVI-D端子を持つデジタル接続対応の液晶モニタに限定されるが、アナログ→デジタル変換という過程を経ないので信号劣化(ノイズ混入)が少なく信号の微調整(フェイズ、クロックタイミング)も不要で、ケーブルを接続するだけですぐにクリアな画面が表示される。



セカンダリ出力(デジタル液晶)で最大1280×1024ドット/フルカラー/75Hzの高解像度表示を実現するために、SILICON BRIDGEのDVIトランスミッタ(デジタル出力用コントローラチップ)「SB101(SB10172AB)」を搭載している。

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