銅製高性能クーラーとしておなじみのKANIEの「Hedgehog-238M」。デルタ製高速ファンをセットにした限定モデルが発売されるなどオーバークロッカー御用達といった趣があるが、そのフィンを細く、本数を増やした改良新型「Hedgehog-294M」が登場した。
前モデル「238M」との比較。梱包ビニールには「フィンが曲がりやすいので注意」という胸の注意書きが |
フィンの本数は名称通り294本(前モデルは238本)。以前登場したアルファの「PAL152U」と同じく、フィンを細くして密度を高めたもの。ヒートシンク全体の表面積をかせいで冷却性能を向上させるのが改良の目的で、KANIEのサイトでは「表面積にして8.4%の増加、熱抵抗値で約10%の性能向上」とうたっている。ただしその分、前モデルにも増してフィンが軟らかく曲がりやすくなっていると思われ、取り付けなどの際には力加減に注意したいところだ。
また取り付け金具も、ソケット両サイド1点ずつ、計2点の爪だけで固定するものから、その左右の爪も加えた両サイド3点ずつ、計6点で固定するものに変更されている。何せ重量級のクーラーだけに、がっちり固定できるようになったのは嬉しいところだ。
ファンは前モデルと変わらず、MelcoTechnorex製で回転数は5400rpmとなっている。
サイトによると、この改良にともない前モデル「238M」は生産終了となったようだ。また238Mと同じく、ファンをデルタ製高速ファンに換装したものも掲載されており、こちらもそう遠くないうちに登場すると思われる。
価格はコムサテライト2号店で4880円。
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