このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

『Kondara MNU/Linux 2.0』ファーストインプレッション

2001年07月13日 06時04分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

FTP版が6月8日から公開され、6月29日には製品版が発売された『Kondara MNU/Linux 2.0』。事実上『Kondara MNU/Linux 1.2』以来の待ちに待ったリリースなだけに、その完成度は非常に気になるところだ。そこで、日刊アスキー Linuxでは、インストールして使用感を確かめてみた。以下その模様をお伝えする。

『Kondara MNU/Linux 2.0』の概要

『Kondara MNU/Linux 2.0』は以下の特徴をもつ。

  • カーネル 2.4.4採用
  • XFree86 4.0.3採用
  • 標準デスクトップ環境にはGNOME 1.4を採用
  • WebブラウザにMozilla 0.9採用
  • パッケージ管理ツール「mph-get」搭載
  • GUIで設定するダイヤルアップ接続設定ツール「Internet Connections」を搭載

製品版では、以下の商用アプリケーションがバンドルされている。

  • Wnn6 for Linux/BSD Version3.02 intel版/Alpha System版
  • 翻訳魂 Ver1.0 for Linux/FreeBSD
  • System Commander Lite 英語版
  • Acrobat Reader 4.05 for Linux
  • Flash Player 5.0
  • Real Player 8 Linux
  • Shade for Linux Preview Kit
  • ダイナフォント(5書体)

製品版はCD-ROM8枚(PC/AT BinaryCD×2、Alpha Binary×2、Bundle Software×1、Compaq Development Tools for Linux on Alpha Server Systems CD×1、Source CD×2)と「インストールガイド」、「リファレンスガイド」の構成になっている。価格は1万2800円。

デスクトップ環境

標準のデスクトップにはGNOME 1.4が採用されている。GNOME付属のテキストエディタや表計算ツールでは、まったく問題なく日本語を用いることができた。

デフォルトのデスクトップ環境。
ファイルマネージャ「Nautilus」。アンチエイリアスされており、非常にきれいに表示できるが、動作は重い。
表計算ツール「Gnumeric」。セルの中に直接日本語で書き込むことができる。
印刷プレビューも可能。
こちらはテキストエディタ「gnotepad+」。ツールバーのボタンでHTMLタグを挿入することができる。
「gnotepad+」で作成したHTML文書を「Netscape Navigator」で見てみた。

また、KDEは2.2alpha1がバンドルされており、こちらも日本語入力で問題のあるツールはなかった。しかし、「KOffice」ツールは含まれていない。

「KDE 2.2alpha1」の画面。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード