(株)ネロ・グラフィックスは4日、3DCGレンダリングシステム『LUXOR-Rlib(ルクソール・アールリブ)』を発表した。
『LUXOR-Rlib』は、同社が開発した超高精細・高品質イメージを作成できる国産のレンダリングソフト。ポリゴンベースのジオメトリのほか、“NURBS(Non-Uniform Rational B-Splines)”モデルの直接レンダリングも行なえる。主な機能は、形状ポリゴンや2次曲面、3次元画像のアイソサーフェスの操作、自由曲面の直接レンダリング、ディスプレースメントマッピング、フォトンマップによる大域照明モデル、ボリュームやパーティクル、モーションブラー/デフォーカス、サブディビジョンサーフェスなどで、プラグインによるモジュール化、マルチスレッドやネットワークによる分散処理にも対応している。
『LUXOR-Rlib』でレンダリングしたイメージ |
LUXOR-Rlibは、製品名から推測できるように、C/C++のアプリケーションにリンクして利用するライブラリーとして提供される。現時点でWindowsと、SGIのUNIX OSであるIRIX上で稼働しているが、C++コンパイラーを利用できるほとんどの環境に移植可能としている。
同社では、3Dウェブなどのエンターテイメント分野、工業デザインなどの高精細・高品質な3Dイメージを必要とするメーカーへのライセンス販売や、CADソフトのメーカーにレンダリングエンジンとしてライセンス供与を計画しているという。