日本ポラデジタル(株)は2日、グラフィックスソフト『CANVAS 8J Windows』の販売を28日に開始すると発表した。価格は6万8800円。
『CANVAS 8J Windows』 |
『CANVAS』は、ベクトルグラフィックス(ドロー)をメインとした統合型のグラフィックスツールで、ビットマップグラフィックスの編集やフィルターなどによる各種の画像処理、ページレイアウト、ウェブイメージの作成、プレゼンテーションなどが行なえる。ビットマップだけでなく、ドローツールで作成した画像に対しても特殊効果のフィルターを適用できるといった特徴を持つ。
一連の処理を自動化できる“シーケンス”機能が追加された |
最新版となる8Jでは、従来のオートメーション化機能として、“シーケンス機能”と“スクリプティング機能”が強化された。シーケンス機能では、オプジェクトを作成する際の一連の過程をシーケンスとして記録し、再生することで同一のオブジェクトを複製できる。スクリプティング機能では、Visual BasicやJava Scriptなどのスクリプト言語でスクリプトを作成することで、手作業で行なうことが難しかったり、時間がかかったりしていた作業を自動化できる。
また、ウェブイメージ作成用の機能として、複雑な画像を分割し、ウェブで利用しやすいように最適化する“スライサーツール”が追加されている。そのほか、インターネット経由でユーザー間のファイル共有がグローバル規模で行なえる“DenebaShare”を利用できるようになった。
メインのドロー機能では、オブジェクトをパスに結合する機能や、複数のオブジェクトの選択をしやすくする投げ縄選択ツール、直線で囲める範囲の選択を容易にする多角形投げ縄ツールなどが追加されている。Flash(SWF)型式でのファイル書き出しも行なえるようになった。対応OSは、Windows 95/98/Me/NT/2000。
価格は、『CANVAS 8J Windows』シングル版が6万8800円、アカデミック版と乗換版が3万6900円、ver.7以降からのアップグレードが1万6900円、ver.6以前からのアップグレードが2万4900円。11月以降はアップグレードは2万7900円となる。